小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

遺物

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「過去は振り返らない」

なんて言うと格好いいんだけど

別に格好つけるまでもなく、「時空は絶対に遡らないので過去への努力に時間を消費するのは無駄だ」と思っている。

いや、「変えようもない部分に一生懸命になる」のはどうかしているぐらいは思っている。

 

なので、自然過去を振り向くことは少ないんだが...

決していいことばかりでもないと何年か前から思うようになってきてもいる。

ちょうどブログを書き始めた頃かもしれない。

 

自分じゃ

「前に、前に」と

号令かけてひたすら前しか見ないように過ごしてきたつもりなので、過ぎたことへの執着もない。

そりゃ精神的な部分だけなら構わないんだろうが

音楽は、本は、勉強は、仕事は、服は、靴は、家具は...

ってな具合に文句も言わない「過去の用品」はどっかにぎゅうぎゅう詰めにされてきたわけだ。

 

そこにブログを書くという習慣が備わってきて、頭の中を整理してみたら...

けっこう身近なところにぎゅうぎゅう詰めにされている「いらないもの」が部屋の中にもあるだろうと。

 

年齢もあるんだろう。

どっかの段階までは「まだまだいつか出番がありそうな」もんだったが、

多分、もう、永久に、使わないぞ(似合わないぞ)ってなものも出てきた。

 

資格挑戦本なんかもそう。

2001年改訂って....

もう法改正だらけになっていて、しかも問題数やら配点まで変わってるじゃないのさ。

 

口じゃ「前に、前に」と言いつつも、おかしなぐらい使わない「過去の遺産」と共生していたわけだ。

 

ってなことで、ここんところは毎年のように、気付いた際には「整理整頓期間」を設けるようにしている。

 

完璧にやろうなんて意気込むとそもそもスタートしないし、余計にたまってしまうから、例え一日であっても「整理整頓期間」としてマメに整理しようとはしている。

 

ザクっといってここまで2周りは済ませているんだが...

1周り目に何してたんだ?ぐらいに2周り目にも不要物は噴出した。

というか1周り目から2周り目の短い時間に「新たに溜まった」ということなんだろうか?

 

んなことない。

んなことないが、ともかく「過去の遺物(遺物自体がもはや過去なんだが)」に整理をつけなきゃ、前に進むのにも邪魔んなって仕方がない」と。

 

そういう意味じゃあ、たまには過去を振り返るってのも必要な作業だろう。

というか、過去だってやりっぱなしにしておかずに、整理はつけておくべきっ、てことか?

 

整理するモノを見ている限りでは「前、前」と言いつつ、オカシなぐらいに「過去のもの」と共に生活している自分が滑稽だ。

 

今日の目標「5個は捨てるぜ」