野際陽子さんが亡くなった。
こんな私が言うのもなんだが、タイプの女性ではなかったのし(かなり年齢も上だし)、そういう意味では興味の無い人だったんだが、”彼女の生き様”には嫉妬していた。
というか、この人の生き様を知った時に、「大体が男の方が女々しいもんなんだな」との定理を抱くようになった。
実生活は知らないが、ともかく聞くところの男っぷりが良い。
NHKへの入社、退社、その後の転身なんざ、転職OKの現代でさえも、もうちょっと保身的に考えるであろうところを....
現実の私はかなり思い切りも良く、度胸もあって、堂々と生きている方だと思われている。
が、内面は違う。
それは自分だから知っている。
そう見られたいから努力はしているし、踏ん張ってもいる。
が、本当は違う。
野際さんは
そういった”本当の姿”の写し鏡のような存在だった。
「あなた...言ってるだけで、実際やらないじゃないの(笑)」と言わてるんだろうなぁ...と。
そんな男前の生き方に「少しでも追いつきたいな」と思っていただが...
女性だっただけでもかなり難しかったのに...
この世に存在しなくなってしまうとなると...
まさに”届かぬ目標”なのか?と...
いや...諦めてはいないけどね。
でも、残念無念。
81歳という年齢は、今後相当に意識してゆく予感。