小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

瑞風

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豪華寝台列車とでも言うんだろうか?

四季島やら瑞風の話題が続く。

素直に「凄いな」とは思うけど....乗らないんだろな、多分。

 

テレビ番組でも、旅番組とでも言うのかな?世界各地の名勝景勝を披露してくれて...

カッパドキアとか古代アステカ文明とかギニア高地とか....

そりゃあ「見たい」と思うけど...行かないんだろうな、多分。

 

こんな自分に相反するように、アチコチに旅をする人が身の回りはけっこう多い。

が、正直あまり羨ましくない。

”旅”が最大の生き甲斐、楽しみであって、”日常”はつまらなそうだからだ。

いや...そんな”日常”にまで”旅”はしっかり入りこんできて、出かける前からのワクワク感、帰ってきてからの思い出感。

それも”旅”のお楽しみ袋らしい。

でも、やっぱり羨ましくはない。

 

こんな自分でも、人並みぐらいには旅に出かけていると思う。

観光目的は極めて少ないながらも、趣味で、仕事で、付き合いで、と、国内だけでなく、海外にも出かけた。

が、むしろ、それらが「”日常”ではないこと」に落胆した。

もう少し言えば、自分の「日常には有り得ない」人生であることを再確認させられるかのようで失望さえ呼び込んでくる。

 

多分、ここいらの感銘の仕方が「旅好き」の方々との分岐点になるんだろう。

それも、それぞれの自由だ。

自分には遊牧民の遺伝子が欠けているのかもしれない。

いや、ひょっとしたらそういった”旅”からの失望感が背中を押しているのか?

旅よりも「日常の充実」を人生観にしているような気がする。

 

人生一回きりの四季島や瑞風でお金を使うぐらいなら、毎日友達のように一緒に居る自家用車にお金を使いたいし、二度と行けない海外に赴くなら仕事の範囲を少しでも広げて、いつでも行ける「日常活動エリア」を広げたい。

泊まるホテルを良くするのなら、少しでも自宅を快適にしたい。

そうやってここまでやってきたんだろうな、と四季島や瑞風を見てそう思った。

実に狭量でせこい男なんだろうけど...それなりのものは集積もしているのかと。

まあ、「せこい」と言わちゃやっておれんし(笑)

 

どちらが正しいか?ってもんじゃないだろうな。

でも、俺は乗らないな、多分。

写真も撮らないだろうし。

 

そういや「記念日」ってのもあまり関心がない。

きっと「毎日充実」が目標なんだろう。

相当に欲張りということか....

 

ちょっとしんどくなってもきているけど....

せめてあと3年ぐらいは、こんなカンジで頑張りたいわな。