そもそもが...ダイエットを目的としたトレーニングが実験の始まりだったので、それほどの効果を期待していたものじゃあないんだが....
まあそこから色々と実験の幅を広げてみた結果、「わかってきたこと」ってのは案外”意外”な結果だった。
トレーニングの開始当初は「ゼロからのスタート」と言っても良いぐらいだったので、そりゃあ何でもかんでも上達しているように....感じるわけで....
「俺ってもしかして、努力してたらもっと違った人生あった?」
ってな気にもなったりした。
違う種目のスポーツだったり、勉強だったり、資格取得に励んでいたらば.....
官僚だったり、スターだったり、有名人だったり....とか...
馬鹿な自分はそんな”有り得ない妄想”に気を良くし、さらに努力の幅を広げることにはなるんだが....
いずれ天井は頭打ちになった。
しかも....案外低いところで。
けっこう高度な資格試験を2点足りなくて落ちたことがある。
「普通、浪人受験が当たり前だから、来年なら絶対だよ」
と言われたが、なんだか”違う”と考えた。
能力あれば一発で受かっている。
それぐらいの余裕を能力と言うんだろうと...
ギリギリで受かったのならともかく、ギリギリで滑っている。
そこいらは偏差値の分布が集中するところで、1点差にも密集しているわけだ。
つまり....順位の差からしたらば「たかだか2点」じゃない。
自分の能力の順位は「その位置」なんだと。
順位とか、能力とかはよくピラミッド型の図形で表される。
そりゃあ”上”の方でありたい。
いや、「やれば出来る子」と長年自惚れてきた自分なので、努力さえすればけっこう”上”なのかもしれないと....
期待していたわけだ。
まあ、さほどの努力でもないと思うんだが....
でも、いくつかの挑戦をしてきて....
「上」じゃないんだということはわかってきた。
というか....ひょっとして?と思っていたほどの「上」からはほど遠いということがわかってきた。
人体実験の始まりの頃の....
「努力すれば出来るかも?」は、
残念なことに....
「努力していないと、出来なくなるかも」になっている。
それは言い換えるなら、努力していてようやく人並み?
なのに....努力でピラミッドの上部に行こうなんて....厚かましいにもほどがある。
ということを思い知る努力になっている....というわけ。
それがどんな効果を生みだすのか?
プラスなのかマイナスなのかさえもわかっちゃいないと思うんだけど....
ともかく下の方なんだから....
何かやってないと沈んでしまうだろうと....
だから毎日あがいているのかもしれないが(沈みかかって溺れているのかもしれない)
ともかく、そのあがきで、なんとか浮いていられてるんじゃないか?
とは思っている。
人体実験を続けてきて一番大きく変ったのは自分への評価だと思う。
残念な結果なんだけれど....
妙に落ち着いてはいる。