小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

もがいている方向はわかっているのか?

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子供らの巣立ちが決まってから

追い討ちをかけるように

仕事にはさらに悪い事態が重なっている。

 


不思議なもんだ。

まるで子供らは少しでも親父の責任を軽くするかのように羽ばたいたようにも思える....

案外親孝行なのかもしれない。

 


いやいやそんなにも子供のせいだけにしてちゃ卑怯だろう。

まさに寄る年波のせいもある。

”諦めない姿勢”には一応まだ見せてはいるが....

アーリーリタイヤしたり、

転職したり、

リストラされたり、

役職定年を迎えたりと....

そんな同級生を増やしてもいる年齢だ。

嗚呼...自分にもセカンドステージへ招待状が届いているのかな?と.....

 


そういった引力を感じつつも...

「一番最後まで粘ってやる」

としてきたのは....

粘っていた方が何もしないよりは....少しでも結果を良い方向に積み上げられるだろうからと考えてきたからなんだが....

ここからは....逆に、粘れば粘るほど結末を悪化させるような....

そんな事態もあるんじゃないかと....

 


投資用語で「損切り」という言葉がある。

事態は上昇ばかりじゃないってことだ。

下降局面に陥った時は早めにそれに気がついて、例え早々と諦めてしまおうとも、損の小さなうちに撤退した方がお利口さん。

という言葉だ。

まさに下山の人生を感じるならば...

そんな手段にもやむを得ず手を出さざるをえない状況もあるんだろう。

 


大波に巻かれた経験がある人なら理解できるかもしれないが....

”もがく”という努力は必ずしもプラスには働かない。

水面ではなく水底に向かってもがいているかもしれないからだ。

溺れる場合はそこで体力を使い果たして浮上した時には息絶えている....と。

 


仮に今、波に巻かれるままになっていようとも....

いたずらにもがくよりは....

水面はどっちなのか?

よーく観察することが懸命のように思う...