小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

フィット

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結局は....

自分にフィットする「次」の人生を探し始めたんだと思う。

 


「この次にも....登れそうな山があるんじゃないだろうか?」

と、あちこちキョロキョロしていたんだけど....

残念なことに....

今以上に高い場所が見えて来ない。

.....

ということは....

「次なる道」ってのは....

「下り坂なの?」

というところ。

 


まだ認めたくはないので、それが「下り坂」かどうかはわからない。

が、

ここまで生きてきた道なりとは”全く違う”気がすることだけは確か。

 


なので、まあ、わかりやすく....屈辱の「下り坂人生が始まった」ように書いている....

 


フィット....と言えば....

もう何十年前にもなるんだが....

後輩にやけにおしゃれな奴が居て....

「誰か参考にしてんの?」と聞いてみたらば....

「鶴太郎」という声がかえってきてびっくりしたことがある。

 


当時で言うなら....

キムタクだとか吉川晃司を言うならおかしくもなかったんだが....鶴太郎さんには失礼ながら....

「何故に鶴太郎?」と聞いてみるなら....

「自分は背も小さいし、顔だって良いわけじゃないので、それでもおしゃれに見える鶴太郎さんを手本にするのが自分にフィットするんじゃないかと....」

 


そりゃあ...ナルホドだった。

 


誰だって自分の願望ってものもあるだろうし、

それは少しでも「良いものでありたい」と思っているんだろうけど....

現実は残酷だ。

”自分の願い”と”自分の現実”はかなりかけ離れていたりする。

 


産業界においても、

孫正義の人生観だったり....松下幸之助の訓示を参考にされる方は少なくないんだが....

そもそもに....

真似られるような素養を持ち合わせていない場合の”真似”は....

ハイキング程度の実力でのエレベスト登山にはならないんだろうか?

 


そんな”自分の現実”を素直に受け入れた方が「フィットする」

それは....おしゃれに限ったことでもないのかな?とか思った。

 


ちなみに....

若い頃は随分と派手なファッションをしていたものの....

「ちっともオシャレじゃなかった」自分の選択眼が大きく間違っていたのを思い知ったのもその時だった。

せめて....中学校ぐらいで知っておれば....もう少しマシな青春時代があったんだろうに....(笑)

 


ちょっと話はそれたが....

そいつにとってのオシャレの見本が鶴太郎さんだったように...

自分で考えた自分なりの等身大の下り坂を見つけるべきなんだろうな、と思っちゃいるわけだ。