小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

より軽く、より楽に、より楽しく

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奇しくも前の転換点からは20年経つ。

人生80年とは良く言われるが、そう考えてみるなら.....

20歳、40歳、60歳、80歳....見事なほどに20年刻みで”節目”は並んでいる。

そして最近じゃあ100年時代の100歳か?

そこを90歳とは言わないのが、なんだかこの20年サイクル説を後押しもする。

起点をどこに置くかは別にして、人生そんなサイクルといえばそんなサイクルだ。

 

であれば....”この20年”と”これからの20年”で同じ生き方は通用しない。

そんな...生命体としての...”なんとなくの予感”がこの3年の戸惑いを生じさせ、

今、ある程度の方向転換を目指すようになってきたということだと思う。

 

20年前の”転換”はジョギングやダイエットという成果の見えやすい種目へのチャレンジから始めたので、目標の設定やら結果やらも具体的に考えることが出来、転換に取り組みやすかった。

 

が、今はなんだかまだ漠然と「これから下り坂なんだ」と意識するだけ。

そこを「どう過ごすのか?」「どうやっていくのか?」という以前に「どんな結果が果たして正解なのか?」さえ全然見えていない。

閉塞感どころか”広がりが”あり過ぎるほどある。

 

なので”方向転換”を受け入れる覚悟は出来ても....

一体何から手をつけてよいものなのか?わからなかったんだが.....

それでも.....足りない脳みそで考えに考えていたらば....

頭の中を占拠していた「辞め時」は.....いつしか「継続」になっていた。

 

今はさらなる”悪魔”が近づいている。

「どうせもうずっと下り坂なんだぜ。これから先は辛いことや苦しいことだらけだというのに、自らそれを増やすような努力はもう要らないだろうに。出来るだけ自分を軽く、楽に、楽しく、解放してやってもバチは当たらないんじゃないの?」と。

 

今回はジョギングではなく、この悪魔のささやきに乗ってみようかと思っている。

180度とは言わないが、かなり方向の違う転換なので戸惑いは小さくないんだが....

 

サボる?

そうではないよな。

これまでの全力主義は果たして本当に良いことばかりだった?

むしろ....これまでは”焦り”を生むほどに急ぎ過ぎていた。

”力み”が出るほどに力が入り過ぎていた。

一生懸命とは言うもののこめかみに血管を浮かべた形相で人から遠ざけられたことはない?

そんなことも少なくなかっただろう?

 

もうトラブルもご免なのだよ。

残された時間は短いというのに、無駄な時間も使えば無駄にエネルギーが要るからね。

何事も出来るだけスムーズに処理できる方向に、体力無い分だけ知恵を使おうよ。

苦しいことばかりになっていくんでね。できるだけ苦しまない方法を選んだっていいじゃない。

ここまで結構苦しんできたんだからさ。

これからぐらい。

 

まだ、老後とは思っちゃいないんだけれども

「老後の生活」を軽快なものにしようという企みは怠惰な精神なのか?

 

そうじゃないだろう。