小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

死生観

 

 

f:id:okutavianus:20190313113248j:plain


つい先日、珍しく風邪をひいた。

誰も居ない雨の日に、寝込んで一日を過ごしていると....

「いつかは....こうやって死んでいくのかな?」.....と、朦朧としつつも頭に浮かんだ。

 


残念ながらに?....それで涙がチョチョ切れる....とかはなく....

哀しいとか、苦しいとか、虚しいとか、も無かった。

風邪自体が苦しいのでそんな余裕を持てなかったのかもしれないけど.....

若い頃に比べると....不思議と残念さがない...のも事実。

 


調子の良い時は若ぶったりもしているけれど....

蓄積疲労は相当に多くなっているんじゃないだろうか?

普段の睡眠時間も短い。

なので、こんな機会だと、まさしく死んだように十何時間と眠ってしまう.....

ちょっと油断するならば....「ここらでいいかな?」....にもなってしまいそうだ....

 


自殺もしないし、毎度言うが....「今更わざわざ自ら死ぬまでもない年齢になっている」ので....

死ぬことは希望していないんだが....

若い頃よりも死に寄り添ってきたような感じはある。

 


人間以外の地球上の生き物は優しい。

自分の命をさておいても....子孫を残すことに懸命だ。

多くの生き物は子供が自立できるような頃になれば死んで姿を消す。

極端に子思いの親など生殖活動直後に死んだりもする。

恐らく....子と共に満腹になれるほど.....自然界に餌は溢れてはいないことを熟知しているからだ。

 


年金制度の話じゃない。

もっと根本的な問題だ。

人間だけが....孫も子も親もおじいもへたすりゃその親までもが生き延びて.....地球上を食い荒らしている暴挙は許されるのか?

甘やかされて生き延びているのは本当に子供達の方なのか?

 


実際.....こんなにも毎日”少子””少子”って騒いでいる日本の中なのに.....

せっかく生まれてきた希少な命を....

”その親”が....”親が”.....自分が生き延びたくて....

奪っちゃってる....のが「世界で一番治安が良くて”安全にオリンピック開けますよ”」って自慢しているこの国の現状だろ?

しかも...そういった類の子にとって、唯一の隠れ家にもなりそうな児童相談所でさえ.....

「近所には迷惑だ」という国なんだろ?

 


まあ、いろいろと厳しい世の中だからし

全国で孤児を増やすようなことは推奨できないけれど....

子が少なくとも自分で餌を取れるようになった時ぐらいに親が消えてしまうことは.....

そんなにも不幸なことではないだろう。

少なくとも親が思っているほどには。

 


自分の子供なんて露骨にそんな感じがするので「冷たい親不孝者め」と思っていたんだが....

実は人類、いやさ地球上の生き物のことを広い目で考えている優しい人間なのかもしれない。

 


磯野波平54歳

星一徹38歳

過去の偉人は早々と主役を譲ってきた。

 


若者のの○○離れとか言うけれど....

いつまでもはびこりたい年寄りが若者の活躍の場を奪っているだけのことなんじゃないのか?

で、優しくスマートな若者は...年寄り世代には「話したところで無理」と

無駄な抵抗せずに「いらねえし」となっているだけのことじゃないのか?

 


ねえ年齢って....

闘うもんじゃなく....

受け入れる....べきものなんじゃないの?

 


う~ん、まだ治っていないのかな?.....