小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

戒め四番の四  酔っ払いの顔編

 

 

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反省なんか山ほどある。

なのに、多くの酒飲みがそうであるように醒めてしまった時に思うのは....

「また、飲みたい」のだ。

出来りゃ「今日、もう、飲みたい」のだ。

だから「昨日の失態はなかったこと」にしたいのだ。

 


反省や失態の数々はここで披露しない方がいいと思う。

自分じゃわかっている。

わかっているのに、昨日も飲んだ。

だから反省や失態を思い返すことに意味も無い。

 


むしろここは急がなくていいから、早く処理しようとしなくていいから.....

じっくりとゆっくりといかに醜い酔っ払いなのか?

自分じゃ気持ちよく飲めている大酒飲みが、いかにだらしない酔っ払いなのか?

「中毒なんかじゃない」と言いつつ、健康に良いわけでもないものを毎日飲み続けるのはどういうことなのか?

一度、真面目に見つめてみるタイミングなのか?と。

 


親父が祖父の大酒飲みを隠していたのは、自分も大酒飲みで「酒飲んでいる時だけ気持ちが大きくなる男」だというのが息子にバレるのが嫌だったように思う。

俺も同じDNAを積んでいるので思い当たるフシも多い。

この際なので、払拭には至らずとも、そこらあたりを冷静に考えたいのだ。

 


「下り坂」を確信する以前から、飲んでいる自分はけっこうヒドいなと自覚して自撮りした写真がある。

いつも持ち歩いている。

イザという時に「お前、今、こんなんだぞ」と言うために。

 


自分で言うのもなんだが....

その顔は、むしろ自分ではなく、

本当によく見る酔っ払いの顔に大変よく似ている。