小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

是非見せてください

f:id:okutavianus:20190418090204j:plain

 


「令和となったこれからの日本は昇竜の如く天まで昇っていくんだよ」

という人は、そのような人生を描いていただければ結構、それも自由。

ただ.....後から....「年号変わったぐらいじゃ何も変わらねー」って言わないでね。

 


何回も言うけれども....

溌剌さはとうの昔にないが....別に暗くもないし、沈んでもいない。

普通。

ただ....日本だけじゃなく「えっ、オレもかよ」と、自分までもが「下り坂」の年齢になっちゃったりしてきたんで....

より「未来は下り坂」だと実感するんですね。

そこに自信持っちゃったりするぐらいに。

 


そんな「Wな下り坂」の人生なんだけれども、

いや「Wの下り坂」を確信するからこそ、”見誤っていないからの成果”をつかんでやろうとは虎視眈々と思っている。

 


他の人のことなんか知らない。

”自分の場合”は上り坂の方向にも、柳の枝にも、”もう”果実は見えなくなった。

なので、仮にそこに「大きな果実があるらしい」とそそのかされても....

向かうつもりがない。

 


そもそもに.....下り坂だったら....超人的に跳びつく力がなくても....

しつこく、丁寧に、地面を這いつくばっているなら.....埋まっているような”果実”を見つけられるかもしれないじゃんと...

いや、下を見て歩いていたら....なんのことはないヒッソリと落ちているかもしれないじゃんと

ま、そういうこと。

 


上を向いて歩こう」は、

ようやく戦後から立ち直りかけた”上”がたっぷりあった時代の歌だ。

そこからありとあらゆる成長期を経験し、世界一位とも言われている少子高齢化社会に突っ込んだ日本に

あの当時ほどの”上”があると思わなきゃならないとするならば...

それはかえって不幸なことのように思う。

 


自分とて....若かったらどうかはわからない。

いまだヌルヌルした上り坂を登れていないのに登ろうとしているかもしれない。

砂漠の幻想のオアシスに「おいしい水が飲めるぞ」と”前向きに”向かっているかもしれない。

ハメルーンの笛吹きに楽しそうに躍らせれて”みんな”と”前向きに”一緒に上り坂の向こうにある川に落ちていくのかもしれない。

 


ある程度の年齢になったので....

「もういいな」そんな生き方は

と思うようになっただけのこと。

それに加えて、もともと苦手だった「みんなと一緒」という行列からちょっと外れてみたくなったってこと。

あまり無題に時間も使えないし、無駄な力も残っていない(哀笑)ので。

で、そうなってみたらば....なんだか肩の力が少し抜けてきて...

これも悪くないな、と(笑)

 


だから本人は「下り坂」と謙虚な表現を用いているけど....

全くネガティブじゃあないと思っている(笑)

そしてこのような俺の考え方を否定するポジティブな人を一人ぐらいは抜いてやれたら楽しいかな?とも思っている。

けっこう意地悪な性格なので。

10人に勝ちたいほどの欲はないけど

1人、2人を負かしてやりたいぐらいの意地はある。

「俺自称負け組なんですけど」な~んて厭味は言わないけど.....

人間そんな一色じゃない方が楽しいじゃない。

 


そもそもが....

「下り坂」の生き方ってそんなに簡単じゃないと思っている。

いや、むしろ真面目に真剣に考えていないと「下り坂」の方が簡単に足を滑らせると思っている。

楽だから落とし穴も多いような....

 


だから「戒め」シリーズなんて書いて自分に言い聞かせているんだって。

 


「これからの日本は下り坂なんかじゃない。大きく変わるし、夢も希望もある。」

そういう立派な方々はぜひとも私の生きているうちに

そんな日本を是非見せてください。

そしたら私も一晩で変わります。

敵国語禁止」から「英語を勉強しましょう」に。

 


なんたってそんな人種の子孫なので。