小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

戒め九番の三 相当なクズ編

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いやいやそもそもに、だ。

ある程度の年齢にもなり、親にもなり、それなりの社会人経験を積んできて

底辺といえども常識人ではあるような顔をして

はてな”では垢の他人だからといって、”正直な心境”を披露しているような顔しているが....

 


わざと隠しているではないにしろ、

恥ずかしい過去や

醜い心はブラックホールに押し込めているだろうに。

全部書けないほどにも。

 


苦々しい思い出であり、思い出したくもない人間性なので

空々しく今は「そんなことがあったっけ?」ってな顔をしているが....

 


人間性を疑うようなおぞましいこともしてきただろうに。

 


時には非人間、時にはケダモノ、時には姑息では済まされない卑怯者であった時があっただろうというもの。

 


今だから....

 


いかにも謙虚さや自粛からの....「底辺」であるかのように書いているが...

本当に...「底辺でしかない時代」があっただろう、お前には。

 


ということだ。

そして、それは自分だけが本当のことを知っている。

残念なんだが自分の経歴なんてそんなもの。

いっぱしに”人並み”の仲間入りをしているようなフリをしているが....

それがお前のしてきたことだ。

 


思い出したくも....覚えてもいたくないことなので....

大体に普段は都合良く忘れている。

 


が、こうして書いていると

ハっと思い出す。

 


今じゃホテルとかで気取ってナイフとフォークで飯を食うこともなくはないんだが....

落としてしまった食物の砂や埃を払いのけ、空腹のあまりかぶりついたことがあっただろうに....

金欲しさに奴隷のような労働に就いたこともあったろうに....

本能を満たすならポリシーもくそもない野郎だったのだ。

 


....だからなんだろう。

自分を"底辺"と断定することが妙に落ち着くのは。

そこが”正直な”自分なので。

 


”親”としちゃあそれでは随分とまずいよな。

と気を張っても来たんが、子が巣立ちをし、親の着ぐるみ脱いでみたらば....本性思い出してしまったかな?

底辺というか....たしかにクズだったよな。と。

 


もちろんクズのまんまでいい、などと開き直るつもりはないが.....

過去の事実を自分の記憶からもみ消すことも卑怯っちゃ卑怯だろう。

清廉潔癖なんてほど遠い人生だったくせに今更それを語れるステージ目指すことは有り得ない。

 


誰も知らなくても

俺は知っている。

俺がやってきた振る舞いを。

 

 

その割にゃあ

幸せな人生だと思う。

いや、人から見たらば「お前の人生の何処が一体幸せなの?」かもしれない。

が、それこそ相対性理論なのだ。

過去に比べたら.....

うんとマシ。

なのだから。

 


誰のおかげか知らないけれど。