緊箍児

小舟から...鉄の斧...そして...

”大志”の前に必要なこと

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このところは「異常な運転事故」のニュースの方が強調されているんだけど....

少し前には「先生による....○○...」だったり、DVだの、■■ハラスメントだったり、部活の....スポーツ指導の....

なんてニュースが頻発していた。

そして....教師には「心の病」で休職している人が山ほど居るということでもある。

 


「バカヤロウ」

と、殴って、泣いて、笑って夕陽に向かって走れば解決するような時代ではなくなっているとは思う。

 


が、現状の”社会の歪み”と、要求される”正義の姿勢”が乖離し過ぎてしまって....

ふさぎ込んでしまう自分を守れなくなっているんじゃないかと推測する。

 


もちろん事はそんなに単純なことじゃないとは思う。

先日東芝の追い出し部屋が話題になった。

いまやっている「集団左遷」は冗談じゃない。

俺も実際の場面を知っている。

学校で教えられた”正義”も”優しさ”も”思いやり”も”チームワーク”も通用しない。

....どころか、それを捨てた者が生き延びられたりする。

 


教員の世界がどうだかは知らないし、肩を持つつもりもないし、同情もしないんだが....

心の病になっても....”正義”って奴を貫かなきゃならないのか?

そんなの”正義”なのか?

......とかは思う。

 


自分の「下り坂思考」の根底にはそれがある。

いや、クラーク博士を否定したいわけじゃあないんだが....

「俺には無理」

だと....”情けない”と思わなきゃいけないのか?ってことなのだ。

 


テレビに出られるような人は多くが成功者だ。

スポーツ選手も、芸能人も、政治家も、それらを語るコメンテイター自身だってサラリーマンの数倍稼ぐ成功者だ。

そんな成功者は無責任に語る....

「前向きに」「一生懸命に」「正義を」「信念を」「優しさを」「思いやりを」は正しい生き方なのかもしれない.....

そして難しくても諦めちゃいけないんだろう....

 


が、テレビにも出られないような凡人にとってはそれらはものすごく高尚な次元なのだ。

多くが....理想とは逆に....弱く、もろく、スネやすく、僻みやすく、ひねくれやすく....

それでいて欲ばかり深いので、理想的な要求は「真実の自分にほど遠くて苦し過ぎる」のだ....

 


芥川龍之介はそんな”世間”を予想していたんだと思う。

彼の描いた”血の海”は地獄ではなくて、”日常”なんだろう。

弱い人間の吐いた血ヘドでできている。

じゃなければ....現在のような地獄のような出来事が毎日起こる社会を説明できない。

 


自分は大して強くない。

いやさ全く強くない。

しかも誰も守ってくれるわけじゃない。

自分は自分で守るしかない。

鬱になってもきっと誰も助けちゃくれないだろう。

今までの行いがあまりにも横柄なので(笑)

それでも.....

せめて”血の海”には居たくないのだ。

理想的な正義も地位も信念も無くてもいいので、ともかく”血の海”にとどまることだけは避けたいのだ。

そこで見つけたのが「下り坂」の生き方だった。

 


”意識の置き方”と言ってもいいいかもしれない。

上を目指す人にとって「下がる」ことは失態であろうし、失敗であろうし、屈辱なんだろう。

それでも、「上を目指さなきゃならない」としたら、そりゃあ強い精神力が必要だろうね。

ワンピースの登場人物のような。

 


あれは漫画だ。

どれだけでも「強くなれる」。

 


自分には漫画のような力はは無い。

 

 

何も諦めちゃいない。

諦めちゃいないからの下り坂なのだ。

前向きじゃないかもしれないけれども...

下り坂の日本だからこそ、そこで住まう決心があるのなら....

「絶対に鬱にはならない」方法を各々が見つけなければならない時代にもなってるんじゃないだろうか?

 


多少長いこと生きていると、心の病になってしまった友人も少なくはない。

自分が....どこまで正確に知っているのかはわからないけれども....

健全に見えていた時は.....大体の人がいわゆる....前向きで、真面目で、忠実な人だった。

いや、そんな「自分でなくちゃいけない」と思っているような人達だった。

が....

折れてしまった彼らはもう....全然別人で....

こんなイカサマ師の俺の方が健全ぐらいなもんだ。

下り坂という割には妙に明るく毎日生きていたりして.....

 


理想的な精神の保持を目指していても.....

”心の病”になってしまうなら.....それを証明できる結果は残せないだろうに.....

 


今の世の中先生どころか親でさえ守ってくれないだろ?

だから「自分を守ること」は理想より優先したって....

バチは当たらないんじゃないのか?....

 


何度も柳に飛びつこうとしても届かない蛙がね....

「?蛙であるよりも柳の枝になっちまった方がうまくいくんじゃないの?」

と思うようになって、ちょっとその実践を始めているというところ。

 


ほらね。

健全な精神は健全な肉体に宿る

とか言うじゃない。