「気がついたら....”もとの場所に立っていた”....というような話がよくある。
実に共感する。
山の中でも、街の中でも、
「あれっ?コレってもともと居た場所じゃない?」ってと。
が、”その場所”は”実はとても大事な場所(ポイント)”であるように思うのだ。
大概の場合、目的地や目的地への道を見失っていて、「あっちかな?こっちかな?」と右往左往している様だと思うんだが....
それは...目的地どころか、目的地への適切な道さえ見失っている状態なのに....
その”もとの場所”は覚えているほどに記憶があるのだ。
この現象は言い換えるなら....
”もとの場所”までは間違っていないし、記憶も確かだということ。
つまり、”それ以上”は遡る必要はなく、”そこから”リスタートすれば良いわけで....
「元に戻ってしまった」....のではなく、絶好の目印を偶然にも再確認出来たような事態。なのだ。
これも「神の思し召し」の一種じゃないのか?
人間なかなか自分じゃわかっていない。
几帳面で丁寧な人ほど...
「最初まで」戻ってやりなおそうとしたりする。
そのご丁寧さも悪くないが、実務的に膨大な時間がかかるし、正しかった足跡を再びなぞるだけというのに無駄は少なくない。
これは脳内でも起こる。
実は昨日の友人との会話の中で起こった。
自分じゃ堂々巡りになっていると思っていた。
が、「ん?」と考えてみたらば、「もとの場所」を再確認したことで....
自信とまではいかないものの...
「そこまでの考え方に間違いはないんだろうな」
ぐらいには思うようになっている。
単純な私は、それ以前の思考はスッパリ捨て、
「”そっから”考えればいいや」という気に見事になっている。
堂々巡りも無駄にはならない。