小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

気をつけようね

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加齢とともに....

センチメンタルさは相当に薄れてしまっていると自覚する。

 


それでもどこかに残っていて....

”別れ”だとか”辞める”だとかの際には...

過去の不出来を身勝手に抹消して...

随分と美しく感傷的なエンディングを想定したりする。

 


小説家とか演出家とかのように人様に感動をお届けするような職業であれば、それで、いいんだろうけど....

自分にはそんな役目は無いことは十分に言い聞かせるべきだろう。

 


むしろ....

ふてぶてしく、厚かましい最後であっても

平然と結果を出すことが最重要だ。

 


「退路を断つ」は

神風特攻隊に通じるような無謀な破たんへの誘惑に聞こえて大嫌いなんだが.....

「一生懸命やったんだから仕方が無い」は用意すべきではないと思う。

 


むしろ最後であるならば最後だからこそ、

100%成功の可能性にまで準備も努力も仕上げるべきだ。

 


人生にもう「やり直しの時間」など残されていない分際だというのに....

”甘い隙間”は脳内に置くべきじゃない。

 


いや言葉面ほど深刻には構えていない。

構えちゃいけないと言い聞かせている。

 


具体的な準備ももちろん大切だけれども

心の置き方の方が

多分もっと大切だ。

全てのコントロールに関わってくる。

 


大事な場面の連続で

緊張しまくっていたり

焦っていたり

怒っていたりでは

....着地点とて見失う。

 


「冷静に」

という言葉では多分自分には響かない。

 


「怖いほどに冷酷に判断させていただく」

 


ぐらいが”成功への合言葉”になるだろうとの見方とて大袈裟じゃない。

 


もういい加減....欲と欲のぶつかり合う場面の厳しさぐらい....わかっていなきゃおかしいだろ?

今までの人生は何だった?

 


大きな壁を前にした時だけ....

清く優しく純粋ナイーブな青年のように振る舞うのは....

「一生懸命やりましたでちゅよね」

と誰かに言って欲しいからなのか?

 


気持ち悪いぞ。

いい歳こいて。