小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

エスタブリッシュメント

 


それみたことか....

日本は麗しい「パンとサーカス」の国になっている(笑)

 

万民公平平等である国のはずなのに....

日常生活に使用したい道路を封鎖され、立ち入る場所も限定され、

限られた人だけが楽しめる花見をこれまた羨ましそうにテレビで拝見させていただいてきたわけだ。

全くおめでたい!

一体何に拍手してんだか....

 

場合によっちゃあ汗どころか...血も涙も流して必死で捧げている税金をだよ。

完全に「選ばれし者たちだけ」に使われているじゃないの。

しかも....生活必需品じゃないところに。

十分な贅沢だろ、コレは。

そこに、生活必需品すら買うのに苦労している人の税金が使われているんだこの国は。

 

が、こんなの「当たり前」なんだよな。

彼らの意識じゃあ。

 

お前も悔しいなら....近づいて来いよ。

近づいて来て....ワンって言えよ。って。

ワンって言ったら....おいしいパンをやるからさ(笑)

場合によっちゃあ仲間に入れてやって来年からも呼んでやるからさ。

 

...という人々が誇らしげに、

「俺らは下人とは違うんだよねー」

と春先から毎年集まっていたわけだ。

 

そんな意識じゃあ県民の悲鳴が聞こえていても....

まずは別荘の様子を見に行くよな。

 

自分もいつかはこんな誘惑に負けるんだろうか?

パンに飛びつきサーカスに興奮するんだろうか?

仲間に入れてもらってエスタブリッシュメントを気取るんだろうか?

 

人間は群れを作らないと生きて行けないぐらい弱い存在だと聞いたことがある。

が、ものにはほどがある。

その”弱さ”に付け込んで、誰の得になる群れになっているのか....

 

義務を放棄し、政権に逆らおうってな大袈裟な信念があるわけじゃない。


そんな醜悪な世界にゃ近づきたくなし、見なくてもいい自由ぐらいはあるだろうと思っているだけ。

 

そうは思わないのかなぁ?

そうは思わないんだろうな。

張り切って晴れ着まで着ちゃってるもんな(笑)