小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

なんだそれだけのことだったのか

 

 


20年前から始まった修繕は....

「”若さ”を取り戻す方向」にあったんだろう。

 


確かにそうだ。

”痩せるために”走り出したものの、図に乗ってハーフマラソンに出たりして...

気がつきゃ人生最高記録を出したりしている。

 


愚かな自分のことだ...

「なんだかやれるじゃんオレ」と調子こいていったのは当然。

 


が、人間も生き物。

ある程度までは若さやうるおいや溌剌さの”衰え”を減少させたり、停止させたり、ともすれば回復させたり出来るのかもしれないが...

全体としては”確実に”死に向かって”日々”枯れ続けている。

 


哀しくもなんともない。

それが、自然の、摂理だ。

そうじゃない方が気持ち悪い。

 


「20年も努力し続けたのだから...」

というプライオリティなんかあるはずがない。

そんな”努力の成果”はとっくに日々使い果たしている。

 


「20年も経ってしまったのだから....」が正解。

それまでと同じ努力、同じ方向、同じやり方、

が通用するはずがないじゃん。

 


というものだろう。

 


なんだ。それだけのことだったのか。

 


ある意味今日もまた感心している。