小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

要領...良いのか?

 


実際、DNAに導かれるように...似たような仕事に就いた...

 

いや、このことについてもいずれ書くような気がするが....

大志どころか人生とか進路とかに目標というものがなかったので....

「流れのままになってしまった」んだろう...

 

だから...「ああすればよかった...」「こうしときゃよかった...」なんて後悔は山ほど考えられるけど...

大きな後悔はない。

 

というか...

後悔の多くは.....その時の未来に当たる”今”になったから「わかる」だけのことで....

インターネット一つとってもそう。

これほどのおびただしい情報なんかなかった時代に....

「同じ様に」考えられたはずはない。

 

いや、むしろ、何も知れない時代だからこそ、よほどの意志や目標を持たない限りは....

近しい人々の影響を受けて、流される...ってのが”並”たる証拠かと....

並以下の下人なら、尚更だ。

 

これでも多少は真面目なところもあって...

流れのまま...

とはいえ、「なってしまった」ことであっても...とりあえずは責任を果たそうとはする。

方だと...思っている。

 

そのおかげ?か....

大きな後悔は出さずに済んでいるんだと思う。

 

しかしながらここに来るまでは大きな障壁もあった。

今だからわかるんだが.....

やっぱり親父だ。

 

なんせ「似たような仕事」なので....最初の頃はうっとおしいほどにアドバイスしたがった。

 

それが「合っているもの」ならいいんだが....

「ものすごく違和感を感じるもの」ばかりだったので、聞く耳は持たないようにしていたんだが....

それでもこちとら初心者の際はやっぱり不安も多いので、「参考にすべきなのか....」と何度も折れてみたんだが....

 

ことごとくハマること。

裏目に。

 

何度も何度もそんな目に遭うと....

果たして親父はちゃんと仕事が出来てきているのか?と....

真面目に勉強し、努力し、経験できてきたのかと....

疑い始めたことは.....

全部的中した。

 

人にやらせ、人を利用し、人のせいにしていた

 

だけだった。

それを「要領が良い」と自慢までしていた....

 

さらには....”成果”はキッチリ「自分のものであるかのように...」多くに披露しまくるとなれば....

 

そりゃあ....

そんな体験は...最初は「まさか」と思うだろうけど...

2度3度もするものなら....

「離れる」のが普通だよな、と。

 

私が親父を「反面教師」と呼ぶのはそこにもある。

彼が選ばない方法をとった方が成功する。

そして....本当に汚らしいのだが....散々批判しておいて....そうなると....近づいてくる。

 

自分の周りでも、親父以外にはそういう人が見当たらないので、本当は珍しいのかもしれないが.....

これが日常という運命なので、そこいらの判断がどうしても鈍る。

 

まあ、「その後」は書くのも気持ち悪いからして....

 

ともかく見事なほどに”逆目”を選択するのはどうしてなのか?

いや、彼の思考や行動がどうして人の心を離してしまうのか....

....なんてことまでもはや考える必要もないな、とはなっている。

 

そんなことを追求している間にも、自分が不幸にならない道を....

つまりDNAに逆らう強い意志をコツコツ育てるべきだろうと....

 

ともかく....

聞かない。

聞いてしまったら、反対の方向を模索し、そこから答えを導くべき、

としている。

 

そうなってから....

外すことがなくなり、仕事の精度や信頼がかなり上がったのは偶然ではないと思っている。

 

それぐらい社会からズレているということは....

それぐらい....自己中心な考え方なんだろう。