小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

疲れやすい

 


こうやって書いていると....

「"下り坂"って表明している割には、”やる気満々”じゃねえか....」

やら

「”下人”と称しているくせに、年甲斐もなく、のしあがろうと意気揚々じゃねえか....」

と、思われるかもしれないが....

 

違う。

範囲が違う。

方向も違うし、段階も違う。

 

前にも言ったけれども...どれだけ頑張ろうが...自分の年齢が減って行くことは”絶対に”ないように...

桜を見る会」の招待状が届くことも永遠にない。

「下り坂」の範疇からは脱出出来ないし、「下人」の地位とて脱出出来ない。

そういうこと。

自分の人生が、「それぐらいの範囲の中にしかない」と言うのは”諦め”ではなく、むしろ”結果の効率を高める”ことだと気が付いたと考えている。

そもそもに...”下り坂”の範疇なんて人間どころか生き物誰しもそもそも脱出出来ないことだ。

 

アンチエイジングも否定しないし、出来ることなら自分だって綺麗に見られたい。

が、それとこれとは別。

じゃあ...「いつまでも死なない?」のか?

ということだ。

仮に...100歳までアンチエイジングに成功したとしても....

死ぬ時は死ぬだろ。

普通に。

 

いつまでも死なない自分を理想としていちゃあ...

そりゃあまさに届かない柳に跳びつく蛙の様だ。

 

若い人にはまだまだ酷かもしれない原理なんだけれども...

生涯の半分も過ぎたのなら、その普通にことに、普通の覚悟は持たないと。

 

あの人工的な産物のパソコンでさえ老いて朽ちて行く。

いつしかHDではなくなったし、スペックも、スピードも大違い。

ウインドウズがバージョンアップする度に大騒ぎされるんだが...

さあ、仮に今”98”が起動したとしても....

毎日の仕事に間に合いますか?

 

皮肉にも....

そういうところからして...

妙に人間臭いので...

AIなんてのは、不思議でも未来でもなく、必ず実現するモノだと思える。

いや、もう、すでに、けっこう共存している。

 

成長し続けて死んで行く生き物なんて何処に居る。在る?

老いて死ぬのが極めて”普通”。

なら、途中リタイヤの人生でなければ....「何処かの辺りから....」

ずっと老い続ける。

 

それが生き物の宿命。

 

残念なことに?

自分はその段階に入った。

だから二度と「上り坂」には戻れない。

そう思って生きて行くことはむしろ”順”な道。

というか、それを否定したら現実を生きていないことになる。

そんなのうまく行くはずがない。

それだけのこと。

 

哀しくもないし、辛くもないし、むしろ....

若い時よりいろいろ許されて(笑)苦しくもない。

 

ただ....

けっこう疲れやすい。

 

それが「絶好の証拠」だ。

 

恰好悪いので黙っているけど(笑)