小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

割れたら....買えばいい

 

 

年末は大掃除に明け暮れた。

いつもより一日休み早かったこともあって

「本当に能書きばっかで間に合わねー旦那だ」

と思われるのが嫌だったので....

よく働いた年末だった。

 

さらにはWindows7終了に向けて4台も更新作業をしたので、寝ているのか酒飲んでいるのか仕事しているのかわからないような三日間だった。

 

そういう時には、誤って「壊してしまう」ことがある。

 

一応年末の我が家の犠牲者は....

「ついたて」が一つと、

「リモコン」が一つと、

「パソコン」が一台と、

「マグカップ」が一つ.....だと思う。

 

モノが壊れる場合には....老朽化が要因となっていることも少なくない。

古いプラスチックが風化しているような場合には.....

「壊したヤツが犯人」でもなく....

ある意味「罠にハマった」だけなのかもしれないぐらいに....

 

価格を度外視して....案外精神的なショックを及ぼすのは.....

「割れてしまうこと」

だ。

 

音も哀しいんだが、何しろバラバラ粉々になっている様自体が見るに堪えかねない。

その上に....

「思い出の品」

だったりした場合には....

もう思い出まで「割れてしまった」ようで......

 

と.......悲しむ必要なんかない。

どこまでセンチメンタルなんだ。

自分の人生を台無しにしてまで感傷に浸りたい人は浸っていればよろしいけれども....

そんなん....

誰も幸せにしないぜよ(笑)

 

割れたなら....

割れてしまったなら....

「買えばいい」

 

幸いにも100円均一の店は全国に山ほど展開してござる。

似たようなもん

ぐらいある。

 

似たようなものじゃあ気に入らないのだったら....

メルカリやヤフオクという手段もある。

 

そこで何百、何千と自分が惜しんでいるものと似たようなモノが堂々と「不要なモノとして」出品されていることを見続けていくと.....

やがて....

自分の感傷がアホらしくなってくることに気が付くだろうか?

自分が欲しいモノが多くの人が不要としていることに。

 

生身の人生より大事な道具なんて無いっての。

 

若い時に正反対の判断をして....

大きな遺恨を残した自分への教訓でもある....

 

間違っても....

道具が割れたぐらいで自分の人生は割れやしない。

 

”なぞらえかた”が間違っている。