小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

今年も下人の分際です

 

 

人生遅まきながら少しはわかってきたのか?

民主主義と共産主義の主義主張も嘘臭い。

 

どっちにしたって

"万民平等"なんか実現していない。

 

金(かね)を持つ奴。

金を大量に動かせる力を持つ奴。

 

独りではないかもしれない。

が、万民ではない。

むしろ限られた人々。

 

お殿様が架空なのか現存するのかの別はあるにせよ....

それを取り囲む一団によって権力は行使され、その仲間は優遇される。

どの国もどの主義の国も

「そこは似ている」。

 

ま、"権力"の構造はそんなものなんだろう。

 

自分の頭の中は純粋過ぎて...戦争アレルギー文科省に毒されていたんでしょうか?

幼き頃に見聞きした学生運動の理想の延長が抜けきらないのでしょうか?

 

民主主義で万民平等を実現したと信じていたこの国で、

今の権力を司る人々はどうなんでしょう?

 

誰がどう見ても私とは同格ではないし、同位置にも居ない。

代々の素晴らしい一族の末裔の方々が再び、いや依然として権力を握っていらっしゃる。

 

彼らにははすでにお孫さんも居られる人も多いようだが....

その若者でさえ、私とは同格ではない。

いや、きっとお生まれになった時から同格じゃない。

 

彼らのルーツはおそらくは明治維新の英雄達だ。

本当に英雄だったのか反逆者だったのか、そんなこと私は知らない。

ただ...どんな手段や思想であろうとも、ともかく

権力を握った。

国内では今になっても誰もひっくりかえせないほどの。

 

それを唯一破壊したのがアメリカなんだろう。

そして....戦争責任で国内の信用も失墜した。

 

自分はそんな頃に生れたんだろうか?

だからそんな一族は破綻もしくは衰退して....

かわいらしいほどに純粋に...この国が

敗戦とともに...

万民平等な理想的な民主主義国家に生まれ変わったんだと....

 

どこまでかは....信じていた。

 

が、この7年か?

まざまざと見せつけられた。

いや、権力というものに関しての自分の甘い了見は打ちのめされた。

 

の結果が...

俺は”下人”という立場でしかない。

ということ。

 

彼らを非難し、否定したところで、誰も聞く耳持やしない。

それが下人の位。

 

そんなことに勤しむぐらいなら....

せめて、せめて、下人の地位の中でも優位な立場に上昇しておかないと....

末裔たちがいつまで経っても下人の立場のまんま....

ということになる。

 

いつの未来になるのかはわからない....

が、少なくとももう自分の代ではそれは無理。

だから....ある意味「未来のために」....

 

今年も下人は下人らしく頑張ろうと思います。