小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

あさはか

 

 

氷山の一角説とも似ているが...

 

世の中は....テストやクイズではないので....

ゆっくり

じっくり

考えてこそ「わかること」や「見つかる答」も山ほどある。

いや、むしろ”普通”はそうじゃないのか?

 

なのに...

コンピューターの判断よろしく....

早押しクイズよろしく....

”すぐ””即”「わかること」が能力の高さの証明のように思っている。

「程度の高い人間」と思われるためには....

一秒でも早く「わかる」人でなければならないと...

勝手に思い込んでいる。

そして見せつけようとする。

 

そんな父親の家庭に属していた時は....

その王道方針のために随分とせかされてきた。

難しいことや理屈っぽいことは教育されなかったが....

何かにつけて「早く!」は至上命令だった。

 

おかげ様で結構何でも迅速に処理するクセがついているんだが...

 

だから”一角”を見ただけで....「わかった」気になってしまうようになってしまっても居るわけだ。

その下には「”真逆の”大きな真実」が隠れているかもしれないのに....

 

すれば....そんな姿勢じゃあ...「お手付きの量産」にもなる。

 

それじゃあ「せっかち」では済まされない。

出した答えが「間違っている」から。

 

それは普通「あさはかな判断」と言う。