小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

「#検察庁法改正案に抗議します」

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今回の「#検察庁法改正案に抗議します」は率直に実に良かった。

中身なんて「どっちでもいい」ぐらいに。

 

いや、真面目に考えるなら「どっちでもよかない」ことぐらいは承知しているんだけど...

じゃあ「絶対に正しくないと反対はしちゃいけないのか?」ということになる。

 

その「正しさ」はすぐに判明するのか?

ひょっとしたらば....20年、30年...いや「死んだ後じゃないと...」わからないこともあるんじゃないのか?

 

「絶対に正しいこと」じゃなければ「反対しちゃいけない」となれば...遠慮深く、慎み深い人ほど...

モノが言えなくなる。

となれば...

かましく図々しい奴らの...「言いたい放題」になるということだ。

 

よーくわかったと思う。

同じ芸能人でも...

ポピュリズムだ」

「素人のくせに」

「知らないくせして」

「勉強したのか?」

 

じゃあ...そう言う「お前」は完璧に勉強をし、完璧な理論を持って、完璧に間違っていないことを証明出来るんだよな。と。

そんなにも専門家なら...早よ立候補でもしろ。

 

どういう上から目線?

本当に「上から」ならまだいい。

自己満足の上からで...ひょっとしたらば....「下」なのかもしれないくせに....

 

この....

「知らないくせに反対するんじゃない」ロジックは...

「だから戦争する」

「だから殴る」

「だから俺の言うことを聞け」

「子供のくせに」

....と同じ理屈。

 

どっちが「本当に知らないのか?」冷静に比較検討することもなく...

一方的に相手を「無能」と決めつける...

とんでもなく横柄な態度だ。

 

しかも...

「国家の安泰」やら

「国防」

「安定した日常」やらを錦の御旗にして...自由な言論を封殺するとても卑怯なロジックだ。

 

反対した人達を特別応援するつもりもない。

が、「ねじれ国会」と同じこと。

どうして「反対がいけないことなのか?」だ。

 

ねじれ国会じゃなくなって...

我々国民が望むことが「すぐに決められる世の中」は実現しただろうか?

 

違うだろ?

一部の人間にとって都合の良いことがどんどんどんどん

「すぐに決められる世の中」が実現しただけだろ?

 

それに異を唱える人が出てきたってことは....

民主主義としてとても健全で...喜ぶべきじゃないのかね?

 

それとも...

政府の言うことに「絶対賛成」であることが...「美しい国」なのかね?

 

それは一体誰にとって?

 

ナチスでもあるまいに...誰に認めてもらいたくて片手上げてんだか(笑)