小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

隠しきれない痣のようなもの

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研究が進んでいるのか?

実験が成功しているのか?

単に自覚が出てきているのか?

最近じゃあ...

プラスチックに水性絵の具で着色するように...

塗っても塗っても下地(育ちの悪さ=DNA)が出てきた瞬間がわかったりする。

「あっ」ってな具合に...

 

恰好良いスーツで装っても....非常にみっともない姿勢で食べていたり....

おしゃれな会話を楽しんでいるつもりでも...相手の反応にのぼせ上って饒舌に酔いしれてしまったりして...

ついついくどいほどの人の悪口になったり....

「ウケる」という灯が見えてしまったりすると...それが相手を小ばかにすることであっても...盲目になってしまうのだ。

 

まったくもって愚か、浅はか....

残念だけれども...

これがDNAというものなんだろう。

 

ここまで何十年と生きてきて。

一度たりとも良かったなんて思えなくても...

削り取りたいと思ってきていても...

ずっと「残っている」ぐらいなのだから...

それこそ細胞の中にまで浸透しているのだろう。

 

あるものは仕方がない。

ないものには出来ない。

と思うしかないと覚悟を決めるしかないのだ。

せいぜい出来るとすれば....

封じこめる(我慢する)ことぐらい。

 

もののけ姫のアシタカが

呪いのアザに苦しめられたのと同じ。

父親の(我が家に長年由来する)DNAをどう封じ込めるのか....

多分...コロナ対策よりも...

うんと長い「死ぬまでの戦い」であり「死ぬまでの課題」なんだろう。

親父の家系に生まれたってことは。

 

それでも地球上じゃあマシな生まれなのだ。

日本に生まれただけでも。

何故だかわからないけどコロナにも案外強そうだし、

生まれてすぐに死んでしまう確率のヒドいアフリカなんぞなら...

今頃存在しないかもしれないのだ。

 

いつも言うけれども...

「大志を抱くこと」が悪いのではなく...

自分のようなものにとっては「大志」なんて先のまた先の話。

「その前に」

やるべきことがたくさんあるのだ。

 

残念ながら...もっとセコくみっともなくささやかなことで...

努力しないと...

平民にさえなれないのだ。

こういうのを多分...運命...って言うんだと思う。

 

それでも妙な話「自分は親父とは違う」と見ないようにしていた時は...

なんだか逃げることにムキになっていたからか?

姑息に誤魔化すことに必死だったからか?

不安感や苛立ちがが多かった気がするけれども...

今は、「対峙している」という自覚があるのか?

確実に重い荷物や気持ちは背負っているものの...

そんなに不幸感はない。

幸福感もあまりないけど(笑)

 

ただ...きっと努力の甲斐は出る。

とは確信持っている。

でなきゃこんなことイチイチ考えない。