小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

あ、持ってるわ、オレ

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「自分のせい」にしていると...

だんだんその「自分」ってのが見えてくる。

案外...良くない(笑)

面白くもないし、能力もない。

 

小さな頃から見てきた父親は...

何かにつけて「自分なら出来るのに」を豪語してきた。

田中角栄中曽根康弘もコテンパンだ。

 

流石に金田正一王貞治の悪口は聞かなかったけど...桑田真澄やら清原和博だと...

「ニセモノ」ぐらいに言われていた。

 

飲み屋の会話には「よくあること」なのかもしれないが、どうみても足元に及ばない人間が...

言えてしまうことの人間性を疑う。

「その前に....自分はどう?」

なのだから...

 

父親は確かに地位や立場としては...勘違いをするところにはあったかもしれない。

が、それはむしろ昔家庭特有の...長男が引き立てられていただけ...のことであって、能力じゃない。

自分が社会に出てからわかるようになってきた。

 

政治家の中にも時折見られる。

何代目?とか言われる世襲ながら...

本人の能力はいかほど?ってのが...

まあその類。

 

能力が並程度というだけのことならまだいいんだが...

そこに様々な「だらしない」がつくと...

先ほどの「豪語」とて...単に口にチャックがなくて...「だらしない」だけのことになる。

 

酒にもだらしない。

女にもだらしない。

約束にもだらしない。

金にもだらしない。

家族にもだらしない。

 

どうしてそうなるのか?

猿に非常に近いのだ。

「立ち止まって深く考える」<「その時の欲求の盛り上がりを押さえられない」

なのだ。

 

まあ時代が時代なので恨みもしていないが...

体罰旺盛だけにとどまらず幼子の前でも平気で泣き叫ぶほどに

喜怒哀楽が激しかったのは...

「感情が豊か」

なのではなく、自分が感情を垂れ流しにして生きていることに気が付いていないのだ。

 

想像は出来る。

父親は叱られない環境に居たと思う。

逃げ出すといけないので。

 

だから自分の欠点にあまり気が付けていない。

家族も親戚も気を使っていることが見てとれた。

「怖い」からではなく...泣き出して...逃げてしまう...からだ....

 

周囲に気を使われて生きてきた彼が...問題を...

「自分のせい」にすることはない。

今でも。

 

何か事が起こる。

他人が困ることになる。

「そんなものアンタが悪いのだから自分でなんとかしなきゃ」と

偉そうぶる。

 

何か事が起こる。

自分が困ることになる。

「誰がしてくれたんだ、こんなこと、早く解決してくれないと困るだろう」

と激怒する。

 

こんな人間になるぐらいなら...

面倒臭いので、大体のことは「自分のせい」でまあいいかと...

 

すれば結構その「自分」ってのも見えてきて...

しっかり親父と同じDNAを持っているようなので...

 

「余計に気をつけなくちゃな」

と、思っている最中。

 

せっかくゴールに到達したというのに...

日々の暮らしにゃあまり関係がない(笑)