小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

未来は絶対変えられる

 

 

ふりだしからの反省はまあこのあたりでいいかな?

 

それにしても...けっこう書いてきたな~(笑)

これでもはしょったつもりなんだけど...

 

書いてきた量からすると...それだけの重みを抱えているように映るかもしれないが...

それほどじゃない。

強がりでもない。

 

例えて言うならば...写経をしたり、英会話を習うこと....を苦労とは言わない...ってところ?

欲しい資格取得の勉強に頑張ることも...苦労とは言わないと思う。

それらと同じ。

たまたまの境遇で...このような家庭に生まれたからのゴキブリホイホイのような執着から...

抜け出すためには....

「どうして行ったらよいものなのか?」

考えなきゃならなかっただけのこと。

 

”不幸からの脱却”などという後ろ向きなものよりも...

”幸福への手掛かり”の意識に近い。

 

なので、苦労とも思わないし、辛い思考でもない。

より考えて、(意識の上であろうとも)もっと遠くへ離れる。

それがより幸せへの道と確信して続けてきた。

 

なので...これを「悩み」や「苦労」と捉えると...かえって自滅すると思う。

親父の周囲で自滅した人間はたくさん見てきたつもり....

父方、母方合わせて15人存在する従妹連中は自分以外誰一人として親父には近寄ろうとしない。

 

自分はその二の舞にはなりたくない。

 

自分が親になったことが大きいと思う。

自分の父親が孫達にも継承して欲しいと思っていることは...

「継承すべきじゃないこと」だ。....

当の本人じゃあわからなかったことに...

視点を変えて気が付くことがある。

まさにそれ。

 

大袈裟に言うならば...

人間が健康に繁栄するためには...継承すべきDNAじゃない。

 

「断ち切る」

自分の順番はそんな役割だったんだと思う。

自分が生まれた意義かもしれない。

こんなことは自分の代で終わり。

 

未来の子孫のためには「そこに気が付く者」が必要だったということ。

そのために...たまたまちょっと”変わった努力”が必要だったというだけのこと(笑)

 

誰にもこの必要性は伝わらない。

言ったところで....恩知らず、親不孝者、気〇がい扱いされるだけ。

 

自分で脱出するしかない分野だということ。

それに気が付かせてくれた加藤先生にはお会いもしたことないが...すごく感謝している。

恩知らず、親不孝者、気〇がい扱いであっても堂々としていられるのはそのおかげもある。

 

父親はくどいほど言っていた。

「人間なんて親を選べないように...生れた時から大体の運命は決まっている。ご先祖様がそう導いてくれている。」

一見宗教心に満ちた言葉のように見えるが...

未来への努力も可能性も全て否定し、血縁というしがらみの中での評価のみを生きがいとするような人生観だ。

死者の意志はくみとっているのかもしれないが...

自分の意志は代わりに放棄している。

そんな人生観を披露された日には...

そりゃあなんだか気力も萎えて気持ち悪くなってもしまうはずだ。

 

それもスッパリ捨てた。

墓参りもするし、仏壇にも手を合わせるし、先祖には感謝もするが...

 

自分は自分のやり方で未来に向かって生きて行く。

環境や遺伝のせいにするだけでなく、自分の力で変えられる人生もあるということ。

未来もあるということ。

じゃなきゃ....

全て環境や遺伝の言うなりで終わってしまう。

 

ふりだしから20年か....

気が付いて良かったと思っている。

そして....残念ではあるけれど...

自分はその親父のDNAをシッカリ内包しているので...死ぬまで気をつけていなきゃいけないんだろうと思う。