小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

(13)Laughter

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常識を語れば...

親子は...絆、愛情、思いやり...そんな言葉で表さなきゃならないんだろう...

「そうであって欲しい」...という願いもあるのかもしれない。

 

しかし...残念なことに...そこからしたらば信じられないことがたくさん起こる。

起きていない人にはわからない。

ほどに...

 

「死に至る虐待までがある」ということは...

その”手前”程度は...「優にある」と推測すべき。

 

伴侶を捨てるだけでなく、子供も平気で見捨てる”親(と言えるのか?)”まで平気に居る。

 

親が必ずしも正義であったり、良心的であったり、愛情に溢れている場合ばかりとはいかない。

現実は...「親に恵まれた子」...ばかりではないのだ。

 

でも...「親不孝者」のレッテルも貼られたくないし...

いや、子供は所詮子供であって自信なんて持ててはいない。

すれば...”唯一”の親に見捨てられたくないし、嫌われたくもないだろう...

 

だから...声があげられない。

そして...そんな親に限って...

残酷にも「声があげられないこと」を十分に計算に入れてたりする。

 

いや...もっと残酷なのは...

計算に入れる存在であることすら気が付いていない...

つまり...

子供の存在が...

「大したことない」...親...さえも...

”平気”で、世に存在しているということだ。

 

「親不孝」

自分も散々にそう言われてきたんだが...

上っ面しか知らないヤツが、偽善者ぶって、ドラマのセリフのように簡単に使うべき言葉じゃない。とぐらいは言いたい。

 

少なくとも...

暖かな場所で...ぬくぬくと育ってきた奴が...

わかった道徳を振りかざさないで欲しい。

知らないくせに。

だ。

 

壮大なスターウォーズの物語と

下人の分際の自分の人生観を一緒にするのには失礼にほどがあるというものだろうけど...

 

親を殺し、殺される場面がよく登場する。

 

それは...

ある意味「親に恵まれない子共達へのヒント」を映しているんじゃないだろうか?

と、自分には思える...

 

見る限り...ジェダイの子供達の”親”を見たことがないからだ。

未来のジェダイ達の親の顔が見えなかったように...

スタートのルークの親は曖昧だった...

あたかも...

「親なんて居なくても...」

「親みたいな人が居たとしても...」だ。

 

アメリカはもっと家庭環境が複雑なような気がする。

 

ゆえに...親のみならず...出自やら、先祖やら、の運命を断ち切った方が...

うんと世界が広がって...幸せの尻尾を掴めるかもよ?と...

「親に恵まれなかった子」らに...

「”常識”に縛られないことで...”可能性”が出てくるのよ」と...

暗示しているんじゃないかと...

ってか、それで”普通”なんだよと導くためにも...

 

ちょっとオブラートかけなきゃいけないと...

ダースベイダーは...最後の最後に良いお父さんに戻るんだけど...

 

現実じゃあ...

「そんなはずはないよな」

と諦めている子たちのために...

”伝えたかった人々”が居るのような気がする...

 

自分はそこまでは悲惨なパターンじゃないと思うけれども...

別に恨みや復讐のためにじゃなく...

自分や子供達が未来で幸せに辿り着くための手順の一つが...

 

出来るだけの「つながりを断つ」

 

は、あるな...と、確信している。

 

「つなげること」が幸せと思える人も居るならば...

残りの半分は...

「あえて断つこと」で幸せになれる...

 

明暗、苦楽、白黒...「この世は...50 VS 50」理論者の自分にとって...

ものすごく自然な定理。

 

邪魔していたのは...

苦労を知らない恵まれた人々の”優越感”からの道徳だけ。

 

それが...「わかっているけどそうはできない」人達をどれだけ苦しめていることやら...

 

さえわかっていない...

 

「優しさ」?

 

だ。

 

(優しさじゃねーわ、そんなもん...酷く軽蔑した...笑)

 

髭男は好きじゃないけれども...

「 Laughter」

はそんな人々への

「決別」への応援歌のように思えて...

なんだか好きだ。

 

もう20年にもなるこの作業。

哀しいことに...

「的中している」としか思えない結果ばかりだ。