小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

行動

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「考える」ということが大切なことだということぐらいは知っている。

 

”作戦”と言ってしまうと小賢しく聞こえるんだけれども...

それも”不要”とは言えないものだと思っている。

 

だから...若い頃は...行動に移す前に...よく考えた。

考えに考えていた。

 

のクセして...カッとなったりすると...せっかく”考えに考えていたこと”を台無しにしてしまうほどに激高したりして...

辻褄も合わなかったんだが...

 

それよりも間違っていたんだろうと思えるのは...

考えに考えていたから...

「スタートが遅れていた」もしくは「スタートが出来なかった」だ。

 

毎日帯同させているA4コピー紙には「今日やるべきこと」「今日やった方が良いこと」が書いてある。

そのメモは大体1枚につき50件。

ヒドい場合にはそれが6枚にもなってしまう。

つまり...「今日やるべきこと」が300件ある日があるということだ。

 

そんなにもやれるはずがない。

大体10件。

せいぜい20件。人力と個人ならそんな程度。

 

とある心療内科の先生に

「やることが多すぎてスムーズな思考の邪魔をしている。是非とも面倒臭くても書き出してそれぞれの必要度を冷静に検討することをお勧めする。」

と教えてもらい...

必要度に応じた表を毎日こさえるようにしてみたんだが...

 

そんな面倒なこと毎日出来るわけがない(笑)

 

ってことで、そこから変化したのが今のメモ。

A4コピー紙なら大体何処にでもあるので、すかさず増刷も可能。

長辺を4つに折り、短辺を2つに折って用紙はすぐにも完成する。

一行に12から13項目。

1枚で約50項目。

薄っぺらいので4,5枚あってもポケットにも楽に入る。

 

...そこまでは良い。

が、メモを書くのが達成じゃない。

そこに書いてあることを「やってしまう」ことが達成だ。

多く溜まってしまうなら300件もある中で...

せいぜい片付けられるのは...

一日大体10件。

せいぜい20件。

だから、もう、その時点からは...

「考えている暇はない」

 

毎日...

「やれるだけやる」

のだ。

書いてあることを「「やれるだけやって」晩酌時ににやにやと赤ペンで消していくのだ。

思ったよりも消化出来た時なんざ、残りの件数が少なくなって2枚を1枚に転記出来たりもすると...

ややほくそ笑んでお酒も進むのだ(笑)

 

こんな毎日なので...

大体...

「思いっきりやった」

で寝ている。

 

いや...最近はもう歳のせいか...

全部済ませる前から眠気に襲われ...

完了せずに眠っていたりもするぐらい。

 

若い頃...

「考えること」をあまりにも重要視していたのは...

幼稚な自惚れもあったんだろう。

計算の結果...「出し惜しみ」にもつながっていたんだろう。

そもそもに...自分程度のこざかしい計算が通用するはずもないのに(笑)

 

さあ一つ消えた。

「ブログを書く」が(笑)