小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

郷愁

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なんだか懐かしいものが出てきた(笑)

 

当時は...あまりにもの遠景に...

「もっと近くで撮れや!」

とおいでやす小田のようにツッコんでいたんだが....

”顔が見えない”のでなかなか使える(笑)

 

最後に出かけたのは5、6年前か?

嫌いになったとか、出来なくなったから、ではなく、忙しさにかまけて出かけなくなってしまったままのこと。

なので...用具はしっかり残っている。

 

いつかまた行ける日がやってくるだろうとも思っていた。

思っていたから用具の処分もしていないんだが...

2,3年前ぐらいから...(もう、やらないかもしれないな...)とは思えてきている。

 

実は日頃のトレーニングはこの復活のためで、「急に行く羽目になっても」大丈夫なようにカラダに鞭を入れてきたというわけ。

何も運動していない日常で出来ることじゃない。

 

復活するなら「セカンドステージから」と目論んではいたんだが...

”よもやの展開”で、ファーストステージよりも暇がなくなっている。

いずれは落ち着くだろうと思うんだけれども...

 

それよりもなによりも...あれだけ好きだったのに...

あれだけ夢中になっていたのに...

何十年と続けていたのに...

 

妙に「他人事」なのだ。

感覚が。

本人とて不思議なぐらいに。

 

BIG WEDNESDAY という映画を見て即始めた(笑)

その映画の主人公達も「いつかやめる?なんてことがあるはずがない」と燃え盛っていたんだが...

一人、二人と海から遠ざかって行く。

いつまでも遊んでいられないから。

「それが”大人になる”ということだ。」...のようなセリフがあったような、なかったような...

 

BIG WEDNESDAY の主役たちに比べたら、これでも随分長めに楽しませてもらった方だろう。

それだけでも十分に幸せなこと。

 

熱くなれていた時代は、仕事にお金を使うなんてことは考えられなかった。

ウエットスーツは高級なモノにこだわっても、日常のスーツは安物で十分と思っていた。

いやそれは、ウエットスーツは似合ってもビジネススーツは...「どうせ似合わないから」の思いの表れだったようにも思う。

 

ん?

今はそういえば...多分ウエットスーツはもう...全然可笑しいだろうなぁ...

なんだか残念だけれども...多分...いや...絶対に、そうだろう(笑)

 

ビジネススーツとて、「恰好いいわけ」はないのだろうけど...

それに比べれば、

か?

 

月日は過ぎ、歳を取った

ということ。

 

生き物に無限や永遠はない。