かつて...嫌だったゴルフを”接待のために”と始めた時も、嫌いだった割には...やはり「上達したい」欲求が勝り...
どんどんのめり込んだ。
「上達してゆくアプローチや道程」は好きなので...練習は嫌いじゃない。
半年ほど経ち、4回目のコースで102を出し、「次こそ二桁!」となるまでは順調というかムキになっていた...
当時はタイガー・ウッズが全盛で、ゴルフ嫌いな私でも、「彼のようなら」と納得出来た。
もちろん容姿も腕前も程遠いが、イメージだけは意識するほどに。
でも...違うのだ。
そりゃ当たり前だけど...そうではなく...どこかのめり込めないのだ。
ゴルフ自体に。
そのプレーの特性からして、ゴルフには「練習」が不可欠だと思っている。
残念だけれども...「練習嫌いの人」には上達のないスポーツだと思っている。
生来の運動神経を努力が凌駕する
とでも言おうか、「真面目に取り組む人」が浮かばれやすい種目だと思う。
その練習も決して嫌じゃない。
いや、練習は好きな方だった...のに...
コースには...
不思議なほどに...あまり...「出たいという欲求が沸かない」...のだ。
他の種目はむしろ...練習嫌いの本番好き...だ。
テストや大会という催し物の緊張感が嫌いじゃなく、むしろ張り合いに出来る方。
むしろ地道な努力の方がしんどく感じる。
だからそれが”逆”なゴルフは「自分に向いているんじゃないか」と何度も確かめたが...
いや...確かめてみないと自分でもわからないほどに...
なんだか”引っ掛かるもの”を感じていた。
それが何だか、よくわからなかったけれども...
「接待のために」と周囲に勧められたものが...むしろ「あまり良い接待にはなっていない」と感じ始め...いや、気が付き始め...か...
むしろ...勧めてきた人々達の”お仲間”になり「彼らとの傷の舐め合いに膨大な時間を要している」様になっている...
と思いはじめ...
ゴルフは遠ざけた。
んだが...
「それだけの理由」でもなかったんだろうけどどんな理由なのかわからなかった理由が...
マスターズの松山の活躍でなんだかわかったような気がした。
オーガスタはゴルフの聖地と呼ばれるほどのゴルファー憧れの地。
今回松山のキャディーがコースに一礼した夕刻の光景は世界中の話題になったが...
感動の光景だったと思う。
まさに遥かなるオーガスタ。
私のゴルフにはそんな光景はあり得ない。
そこなんだろう。