小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

お返事

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都合の良い時だけ”日本のせいにする”ってのも身勝手な思考なんでしょうが...

いわば”バブルの申し子”のような時代に生きてきた世代ながらの変遷があります。

 

かつては...人生をナメていたつもり...でもありませんが、それでも、上りのエスカレーターに自転車で乗っかっているカンジ...だったでしょうか?

しかも、みんなで。

 

それぞれの能力や特徴によって自転車のカタチは違ったんだけど...あえての反逆行動にでも至らなきゃ、まあ、どうにかこうにか一緒に登っていけるような....

なので、ガツガツしたガリ勉君は嫌われたし、ネクラなんてのも敬遠されたし、欲深い上昇志向も気持ち悪がられたかな?

明るいノリで、毎度毎度賑やかに過ごせる”仲間”と上手くやれるヤツが重宝されていた時代に”同じように”生きていたと思います。

 

が、いつしか歯車は逆回転し始めた。と思うんです。

というか、今になってみれば、狂っていた回転が正回転を取り戻したのかもしれない。

で、人生は「下りのエスカレーターの上に自転車で乗っかっているような様」になったわけです。

 

ハッキリといつ、そう認識したのかは定かじゃありません。

が、今から17年前ぐらいかな?

「これまでとは違う状況になってんじゃないのか?これは」ってな程度の感知はし始めたと記憶します。

 

なので、ペダルを漕いでなきゃ、そりゃ自然に下がっていくだろう、と。

 

そうは言っても人間急に180度変わるなんて器用な真似は出来ないもので、それまでに染み込んだ体質ってのもあります。

なので、17年前なんて、努力ったってしれたもんでした。

 

が、それでも今にして振り返ってみるなら...「上りのエスカレーターにいつまでも乗ったまま」と錯覚していた奴らとは運命を分けたとは思います。

 

”それからの今”にしてもさほど大したことをしているわけではありませんし、合理的で効率のよい計画的な努力を具体的な目標に向かってしているわけでもないんですが...

まあ、毎日あくせくしている、というか、試行錯誤している、というか、ともかく漕いでないと落っこちまうぞ、という境遇で生活していることになっている。ってことだけですね。

 

辛いとか苦しいとか充実とかの感想もほとんど何もないです。

ただ...後ずさりし始めた時には恐怖感がやってきます。

それが...嫌なだけです(笑)

 

登山と一緒?なのかどうかはわかりませんが、最近はさらに勾配が急になっているような気がしています。

時代なのでしょうか?年齢?なのでしょうか...

なので”より油断できない”からの近況です。

 

まあ、それなりの成果はあると思います。

大した成果でもありませんが。

とりあえず落ち着いて人並みの生活は出来ていると思っていますが...

 

下りのエスカレーターで落ちていった人々を見ていると...

正直、あそこで方向転換していなきゃ、そこに、俺も居たな、ということです。

そこにもおかしな確信があります。

そんなタイミングはそして今も、これからも、いつでもやってくると思うので、あまり気も抜けないというわけです。

 

この程度の努力は誰もがしていると思っているんですが、正直無理していると思うこともあります。

甘いんでしょうが。

でも、その無理も日常化していて、ある意味麻痺しているのかもしれません。

ま、努力についてはあまり深く考えていないです。

気にしているのは”結果”だけなので。

 

あと4,5年したら、少し手を抜きたいという”夢”もあります。(笑)