小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

ずっと成功してきたんだろうに....

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不倫だろうが、略奪だろうが、歳の差だろうが、他人の恋愛なんか私にゃ関係ない。

そりゃあ子供とか妻帯者とかが絡む場合は道徳的な問題や秩序や教育的問題はあるに決まっているだろうが、それとて国よっての見方が異なるほど、別に人間に統一された規格じゃない。

ましてや宗教によってもかなり違ったりする。

そんなことについて一個人が意見を言ったところで、まさに「個人的な感想」にしか過ぎない、と、これだけ不倫が頻繁に発表される世の中になっても思っている。

 


が、「成功」ということに関しては他人事ではない。

基準やレベルは違うけれども、遅まきながら”成功したい”という願望を抱くようになってきたからだ。

 


成功のルートが”東大”だとわかっていても行けなかっただろう。

が、正直「東大なんかどうでもいい」ぐらいだったアホだったので、今更ながらにその威力を知ると、さらにアホだったことを思い知る。

就職もそう。

職業もそう。

テレビ時代もそう。

ネット時代もそう。

一般的な憧れの成功例なんてものには目指すどころか、目もくれないほどに、遊び狂っていたお気楽人生だった。

 


”東大”なんて行ける能力あったとしても、幼稚な人間性なら「遊べなくなっちまう」と尻込みするものを、「東大に行かなくちゃ」と思えるだけ、どっか人間性が違うのだ。

 


アニーで主役を務めながらもうかれたりせず、勉強も怠り無く、東大に進み

法曹資格を取得し、検事になり、国会議員にまで上り詰め、野党とはいえども党をまとめる”幹事長”が手の中にまで入ったというのに....

人生のどこで切っても優秀な、何にでもなれそうな人が、どうしてこの結果を気が付かなかったのか

 


不思議でならない。

 


多分、ど阿呆な俺でもわかる。

文春の貼り込みには気が付かなくても、週に3回も、4回もじゃあ、頻度が多すぎる、ぐらいは警戒する。

いや、そんな俺以上にいろいろなところに敏感で、用心深く、真剣に、くまなく、対処してきたから「成功の連続」の人生だったんだろうに....

どうしてここで失敗する.....

 


私の目がフシ穴だったんだろうけど....

そんなマヌケな女性にはとても見えていなかった。

修正「成功」で埋め尽くして、完璧な人生を終えるような人だと思っていた。

お相手もそう。

能力も高そうだが、世渡りも上手そうというか、抜け目のなさそうな人物なのに、

どうして、自分達が当事者になってしまうことが予想できない。

 


育ちが悪くて、成功の道筋も知らず、努力の方法も知らず、遊び呆けて気が付いたときには既に遅しの自分には、お二方とも羨まし過ぎるほどの人生なのに...

なんでこんなことで失敗する...

この失敗を予想できない。

 


これは「平家物語」ではないと思う。

驕れる者も久しからずではない。

そんなにも驕れているようにも見えない。

驕れていたり、悪事を圧倒的な圧力で握りつぶしている奴らなんて山ほど居るだろうに...

 


今になって「成功者」に憧れる自分からしたらば....

「努力次第じゃどうにでもなる」

と、よく言われるが、努力でどうにかなれない水準の成功の上に彼らの人生はあったわけで、

その貴重さは彼らにはわからないんだろうか?

「成功」が、あまりにも当たり前過ぎた人生で...

 


もったいない、

もったいなさ過ぎる失敗だ。

凡人の自分には不倫だとか不潔だとか倫理がとかそんな事の前に

 


こんなことが予想できない彼らの優秀さが理解できない。

 


ただ人間....人間らしいというか...

ずっと成功を続けることっては難しいことなのかな?と