小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

辛抱なくなっているかな?



 


「ゴール時」にお世話になった方々から「次の人生は大体3年まで」と言われていた。

 

それにしては変化のないような毎日なんだが...なんのことはない、自分の体力がかなり変わってきた。

すれば毎日の行動もおのずと変わる。

 

レーニングも随分と可愛らしいものになっている。

すぐにギックリ腰を併発してしまうからだ。

ちなみに現在もコルセットベルトを装着中。

 

人には気が付かれないようにしているが...「仕事のやり方」も実は随分と変わってきている。

効率的になったというか、上手になったというか、疲労度を加味するようになっている。

もう我武者羅では続かない(続けられない)から...

 

なので...誰それから「3年ですよ」と」言われるものではなくても...「違うフェーズに入ってきた」ということを最近はよく感じる。

家族関係もそう。

3年前は娘たちとの核家族だったものが...

親の介護の手伝いをし、孫の面倒を見る時間が必要になっている。

どう見たって「3年前の自分の日常」とは違う。

 

良いとか悪いとか考えることもない。

考えたところで仕方がない。

自分が目標としてきたことでも、計画してきたことでもないけど、「そうなってしまって、助けられるのが自分ぐらいしか見当たらない」だけのこと。

カンタンに言ってしまえば...

選択肢は「見捨てる」か「見捨てない」か、ということだけ。

なので...大谷君の活躍なんて...「後回し」なのだ(笑)

 

過去とは...「違う意味」で金は有難いものにもなってきており...

ますます「仕事を辞められない」のは皮肉でもある。

なので「仕事を辞める」は今のところ考えていないんだが...

なんせ年齢が年齢なので...「お払い箱の通達」はいつ来てもおかしくない。

つまり...これもまた「自分で計画立てられるもの」ではなくなっている。

全ては「神の思し召し」といったところなのだろう...

 

が、それでも妙な「心境の変化」というのはある。

「もうなんでもかんでも頑張る...はいいかな?」

という少々諦めの心境だ。

 

松本人志さんが「出てこなくなっている」のも、そういうところがあるんじゃないかと推察する。

2,3年前から「引退」について番組内でもよくこぼしていた。

「飽きた」とか「やり遂げた」というよりも...

あそこまで上り詰めるのに、様々我慢していたこと、抑えてきたこと、こらえてきたこと等々...あるはずで...

それらに対して...

「もういいかな?」

という心境だ。

 

全部が全部「開き直りたい」....というような大袈裟なところじゃなく...

たまには....「好きなことを好きなようにホザきたい」ってなところ...

 

あそこまで上り詰めて...いや、あそこまで上り詰めてしまったから...「失ってしまった”自由”」もたくさんあって...

身に覚えのあることにしろ、ないことにしろ、警察に追われているわけでもないのに...「ものすご悪もんやんか...」と...

なんか...急に「やる気」までなくしてしまったように思える...

 

自分はそこまで大した功績がないので、やる気の減少もみみっちいんだけど...

「理不尽な要求」だったり「度を過ぎた叱責」に「諦めの心境」が入るようになってきた。

「そこ、我慢しなきゃ営業成績上がらないじゃん。」

というのはわかっても...

 

「もう...いいかな?」

 

という正直な風が流れてくるのだ。

 

老いを感じるようにもなって、過去を100とするなら100はもうやれない。

どのみち自然に80とか70に「やれること」が減少してゆくのなら...

「やりたくないこと」から「オサラバ」してやろうかと...

 

今までは、これでも我慢していたんだ。

「金のため」「家族のため」に...

「お前にかしづくために...」辛抱していたわけじゃないんだよ。

 

怨むことも、怒りもないので「ザマアミロ」なんて思わないけど...

(長い事有難うございました。さようなら)

と言って...口には出さないけど「関係を断ち切っている」ことも増えてきた。

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ」

とそれから言われても...

もう聞く気持ちが残っていないし、そんな覚悟は育っていたんだよね。実は。

 

松本人志さんは芸能界にはもう戻って来ず...”違う意味”の自由を謳歌する人生に向かっている気がする。