台風への備えをしている最中に...フト妙なものを見るハメになった。
ハゲタカのPVだ。
少し....つながった。
20年前、なんとなくに...走りだしてから....
多少モノを考える習慣がついてきた自分に....
「自分は....黒板五郎を目指すべきじゃないだな...」と思わせたのは....
「危険な関係」だったかな?
の、主人公の豊川悦司のセリフだ。
「金が無くて子供の命を救えなかった俺の気持ちがわかるのか?」
ような...だった...かな?
突き刺さった割には正確に覚えちゃいないんだが.....
それも同じ時期だと思う。
走りだしてから、そういった”マトモなこと”を考え始めるようになっていったんだろう。
子供は二人授かっていた。
今になってわかるが、ちょうど一番可愛い盛りだった。
寝顔でさえ愛らしい。
重い病気はなかったものの、普通に風邪や怪我はしていたので、そのたびに冷や冷やしていた自分にすれば....
難病を患った場合の想像は....案外リアルなものでもあった。
「そりゃあ金盗んじゃうよな」....ぐらいには。
が、何度も書いているが、それまでは....金への執着心がほとんど無い...というか....
平和に飯を食ってられればいい....程度の必要性だったので.....
そこから膨大に金の必要になってくる人生の予感に....少し目まいがしかけていた頃だ。
だから、そんな自分でも...「いざという時でも子供の命は救えるように」と....少し、お金に関心を持ち始めたキッカケだと思う。
とは言うものの....
人間急には変われないようで
金にまつわる将来へのシュミレーションと記録をつけ始めたのが数年後、その直後だったかな?
でも....なんとなくまだまだ本気になれない自分が居て....
そんなセンチメンタルで中途半端な自分をぐっと「金の世界」に引き寄せたのは....
「ハゲタカ」だ。
番宣PVのテロップにも魅了された。
以下は魅了されなかった部分だ。
まるで自分の言い訳だったので....
結局、俺たちも 金に振り回されただけなのか。
金の問題じゃない。信義の問題なんだ。
いつから伝統の価値は こんなに低くなったんだ?
技術者は自分の腕で勝負している。
それを認めてくれるところにいうのは当然だろ。
所詮、金なんだろ。
あなたも、全体からみれば 部品一個だ。
会社のためにやったことだ お前が悪いんじゃない
俺たち備品なんだよ、文字通り
こういう考え方は....
「捨てなきゃ」
と思わされた。
昨日は台風準備に追いまわされて....
現在カラダ中筋肉痛。
あとは祈ることぐらいしか出来ない。