小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

同感!

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リーマンショックから10年になる。

 


そんな”ショック”が起こる前から予測されてはいた。

サブプライムローンなるものはいつか必ず破綻すると。

 


が、そんな大規模な破綻など私に止められるはずもない。

で....大した防御も出来ずに、思いっきり喰らった。

 


いきなりドカーンと...という印象ではなかった。

むしろ、発端からジワジワと1年ぐらいかけて、「どうしようもないじゃないか....」状態が続いたように記憶している。

なので....兆候から1年経ったぐらいで....耐え切れなくなり...職を変えざるをえないと思った。

 


そんなアイデアは誰しも浮かぶところだろう。

が、わかっていても変えられない事情もある。

変えた方が被害が少ないとわかっていても....

 


「踏みとどまった」という気持ちではなかったように思う。

ただ、なすすべなく、アイデア浮かばず....「耐えるのみ」を選択したように思う。

 


希望は.....

「何年耐えられるか」だった。

1年じゃあ儚過ぎるので、3年区切りかと想定した。

「3年耐えたら合格だ」と思った。

3年耐えたら....変更するよりマシだった....と、思おうと思った。

 


「6年耐えたら...」...もう十分だと自分に言ってやろうと思っていた。

”今”はもう過ぎてしまったけれど...6年耐えられる可能性は50%切っていると考えていた。

 


なので...「9年」...はあまり真面目に考えていなかった。

そりゃあ「耐えられれば...」嬉しいが、その可能性が考えられなかったので、具体的な想像が出来なかった....んだと思う。

 


先日...その「満9年」を迎えた。

色々忙しかったこともあるが....意外にもアッサリと迎えた。

その後にも次から次へと災難が沸いてきているので、正直もう9年前の感傷に浸っていられる場合でもなくなっていた。

なので....達成したことを知ったことすら....少しタイムラグがあったりして妙な気分だ。

 


でも....「有り得なかったはずの9年」...を...「継続して耐えられてきた」....のかと思った。

 


そりゃあ「これで終わりになる」事態が起きていても仕方が無い。

なんせ「有り得なかったはず」の地点まで到達距離を伸ばしてきたんだから、いつ「限界」に到達してもおかしかないだろうということだ。

 


...そんなこともあるのだろうか....

いまだ「境地に達した」にはほど遠いんだが....

「終了」....というよりは「新たな節目のスタートなのかな?」という心境が増えてきている。

 


リーマンショックからザックリ10年...ということよりも、トータルでの生活年齢による環境の変化が目立つようになってきた。

親の介護が必要だ。

孫が生まれた。

役職定年になった。

リストラされた。

また入院だ。

等々....自分の事ではないけれど....そんな年齢だ。

「オレは泣き言言わない」と、若ぶって、強がってきたけど....

「現実」を無視したような強振で「空振り」が増えてきたように思う。

一言で言うなら....「身の程知らず」というところか....

 


「有り得なかったはずの9年」に到達してみれば....そこには9年前の感情はもうあまり残っていなかった。

むしろ9年前に抱いていたのと似たような...「これからの不安」のが圧倒的に多い。

ん?ということは....

何年経っても一緒?

ということなのか?

 


でも、確実に”今”は転機になっていて、毎日色々な変化が訪れる。

今までが単に見えない、聞こえないようにしていただけで、ずっとこうだったかもしれない....ぐらいに....

これまでとは違う”変化”がやってくる。

なので....やっぱり「これまでとは違うやり方、考え方、生き方....を模索する時期がやってきた」と思う”覚悟”は正解なんだとは思う。

 


”思っている”だけじゃあ何も変わらないことぐらいはわかる年齢にもなってきているので....

ともかく実行しなければ....とは思うんだが、なんせ「何もかもを捨てた」というわけでもないので、余計に忙しくなってしまって....

まあ、どっかで聞いたような....

「ゆっくりでも止まらなければけっこう進む」だったかな?

そんな心境でやろうかと....

 


と、思っていたところsetaさんがとても良い文章更新されていて....

「まず一個やる」だね。

本当に。