小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

監視

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”楽しく毎日過ごせりゃいいや方式”で生きてきたので、「目標を持つ事」の意味すら考えたこともなく、当然「それに向かっての努力」なんて知るよしもない生活だった。

が、そんな「運任せ」の生活がいつまでも続けられるはずもなく、「今の生活」に至っている。

 


なので、もともとに「前向きに取り組む姿勢」など持たない。

「目標」なんてすぐに忘れてしまう。

「重い荷物を背負いそうになれば」すぐに離れてしまいたくなる。

 


それが自分の本性だ。

似たDNAの親を見ていりゃよくわかる。

 


が、それじゃやって行けないからということで、誰にも望まれてもいない「目標」を設定し、無理やりにでも自分をそこに追いたてている。

 


全く自然な流れじゃない。

無理が多過ぎる。

だから逃げ出さないように、こんなブログで時折鞭を入れているわけだ。

 


その効果はこれまではあったと思う。

し、これからも無いってことはないと思う。

 


....何を書いているんだか...

 


また、新たな問題が発覚。

先の五カ年計画の目標を1年前倒しで達成してからというもの、何もかも障害続きだ。

前進どころか摩耗しながら生きている感じで、縮小、減退、消耗を余議なくされている。

努力はしているつもりなんだが....

 


それでもまだ努力不足なのか?

はたまた他の理由なのか?

社会状況なのだろうか?

年齢なんだろうか...

 


混沌としている。

なので、最近の日課は、その混沌の中から自分が逃げて行かないように監視することになっている。

目標

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最初の就職は営利事業ではなかったので、「稼ぐ事」は人生の目標ではなかった。

むしろ、なかなかに、安定していた職業だったので、平穏無事に楽しく暮らして行ければいいかな?と。

今から思えば随分ノンビリした社会参加だった。

仕事は人並み以上にはこなしていたと思うが、なんせ所得に変わりがないので、楽しみは余暇に向いていた。

遊びの時間の充実が人生の充実であるような...

仮に持ち金全部使ってしまったとしても....

 


そこから仕事も変わって営利事業となり、「儲けること」を至上とされた。

家庭も出来、教育費も必要になってくれば、自分の遊び金どころじゃない。

いや、自分の遊び金が欲しいなら、「今以上」に稼がねばならない使命が下りてくる。

 


その習慣で今に至っている。

少しでも稼ぐことが安心感につながっている。

世の中金じゃないと言われても、金がないとしたいことができないことも多い。

されば、あればあるだけあった方が良い。

 


さもしい生き方なのかもしれないが、大体がそんな感じで生きてきた。

 


が、どうにもままならなくなってきている。

自分の能力不足や努力不足をまずは反省すべきなんだろうが、同じように反省しつつやってきたのに、最近とくにままならない。

時代も感じるし、運命も感じるし、年齢も感じる。

 


さほどには深刻じゃないが、生活スタイルを見直す時期がやってきたのかとか思ったりもする。

企業研修でもある一定の年齢になったり、役職定年を迎えると、「その後の過ごし方」をアドバイスをしているとの噂も聞く。

そう、収入が減ってゆくからだ。

つまり、お金の面で「下り坂の人生」が始まるのだから、「今までと一緒」というわけにはいかないんだよ、ということなんだろう。

そういえば、周りも財布の紐が固くなってきたような気もする。

仕事による格差に期待していたんだが...そうでもないのか...

 


本来は、ここで、「こんな雰囲気に負けちゃいけない」

とすべきだと思うんだが...乗り越えられない「壁」であるとしたらば、無駄な時間にもなろう。

 


ということで、「お金の使い方」を少し見直してみたりしている。

実は....そういう意味でタバコもやめたんじゃないんだが、そういや一月15,000円ほど浮いているわけだ。

なるへそ。

 


なんとなくの予感もあったんだろうか?

仕事用以外の私服はほとんど購入しなくなっている。

まあ、いっそのこと「今ある私服を着倒して使えなくなってから」新たに購入するとしても、新たな購入すら必要ないかもしれない。

節約?というよりも、「使わなくてもよいお金」をけっこういい加減に使っていた部分があるようだ。

 


ということで、ワインも少し安いものにしてみようかと...

ビールの本数も減らそうかと...

 


残念だが....

増やせないのだから、減らさない努力が必要なのかと。

ま、そういうこと考える年齢なんだろう。

相変わらず...

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あっと言う間に時間が過ぎている。

前回の更新から10日も経っているのか....

 


まあ、いろいろあった。

というか、個人的なことだけじゃなく、ここんところ世の中騒がしくて落ち着かない。

世の中が大きく動こうとしているのだから、”自分のこと”、どころじゃないのかもしれないが、かといって”世の中”をどうにかできるわけでもないので、”自分がやれること”を考えるしかない、からの脱却もない。

 


その”自分のこと”

は、相変わらず上手くはいっていない。

そうカンタンに上手くゆくはずもないことも理解している。

でも、面白い状態ではない。

 


ただ....スケジュールはサボらずこなしている。

そこはヤケになったりしないようだ(笑)

それぐらいの”成長”はあるということだろう。

 


が、それ以上の”前進”もない。

前進なきまま時が過ぎているといった感じ。

この10日間のように。

 


毎度言うが、数値的な目標がある。

期限も切ってある。

ということは、何も成長しないまま期限が到来すれば目標は達成できないことになる。

だから気分はちょと焦る。

でも、そんな繰り返しだ。

そんな繰り返しのまま”大期限”に近づきつつ生きている....ということだ。

 


いくつかの五カ年計画も、18年前にトレーニングを始めたことも、一通りの人生の採点の”区切り”をそこに置いている。

その後も生きていられるかもしれないし、その前に死んでしまうかもしれないが、とりあえず”生きて迎えられる”ならば、そこでの”決算”を気にしている。

人生ゲームの「決算日」のようなものかもしれない。

 


そこでの「数値」にこだわっている。

 


「心だ」「仲間だ」「目に見えない指標がある」....は否定しないが、そんな自分自身にも言い訳できるような指標は”目標”とは言えないと言い聞かせている。

動かせない目標だから、自分から近づくしかないとなる。

 


そんなものが一応ある。

レベルは低いが、そんなものを節々で設定もしてきた。

それらの一番大きな区切りまで、あと約2年半になってきている。

 


改めて考えてみて、ちょと驚いた。

正直、楽ではない人生なので、早くにその地点に辿り着いて、ちょいと楽したいと時々思ってもいる。

が、「あと2年半になっちゃっているの?」とも思ったからだ。

 


正直、そこまでも大変だが、それ以後はさらに明るい未来が無い。

楽しみもなさそうだ。

五木寛之じゃあないが、「下山の人生」を覚悟している。

もちろんしょぼくれることには抵抗してゆくだろうが、広い宇宙のちっぽけな一生命体としちゃあ逆らえない運命もあろう。

 


そんな毎日の中、あたかもスライムに取り憑かれたような毎日だ。

昔、なんかのバラエティ番組で、人間ゴキブリホイホイ、みたいなのをやっていたが、あんな感じ。

前進どころか日々の出来事にもんどりうっているだけで....

時間は過ぎている....

 


まあ...そうは言っても、多分あと2年半の”その後”を多分考え始めるんだろうな、懲りもせず。

そんな気もしている。

 

 

 

中庸...実に中庸

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「金持ち」...っちゃあ、まあ、書きたい事書いているからタイトルに品が無くても仕方ないのかもしれないが...

それにしても下品なタイトルだ。

早く流したいので更新。

 

 

頭が悪いわけでもないが利口でもない。

貧乏でもないが金持ちでもない。

ブサイクでもない(と思うが)イケ面でもない。

 


中庸。

まさに中庸。

先回の話じゃないが、今更に中庸であることを知っていたんだけど...

「いやいやせめて中の上ぐらいまでに」

「できることなら中の上の上ぐらいまでに」と

諦めてはなかったんだが....

 


でも、いまだに中庸。

何をやっても中庸。

どこをとっても中庸。

なんじゃこれ。

 


自分で思っている以上に、「人のこと」を気にしない性格のようだ。

同窓会が意外にも苦痛じゃないのは、皆がよーく他の人のことを観察し、情報を知っていたこと....を改めて知ること。

卒業後のこととなると、尚ビックリするんだが、在籍中、つまりは自分もそこに居たのに、自分はけっこう知らない。知らなかった。

ことを聞けるのが妙に新鮮。

 


まあ、自己中とは思っていたが、我ながら呆れるほどに、何も知らない。

「へえ~だから、そうだったのか?」と今頃納得したりしている。

そんな情報の遅い子だったからか、けっこう自分を「少しは上の方かも」とか勘違いもしていたんだろう。

が、改めて振り返っても...やっぱ「中庸」じゃねえか、と。

 


よーく考えてみれば、誕生日も、生まれた年も、地域も、何もかもが中庸だ。

中庸の中の中庸であると言えるぐらいに。

これじゃ大した人生になれるわけない。

ということは最後まで中庸が嫌でじたばたしつつも中庸で終わる。ってことなんだろうな。多分。

 


そんなにも頑張ってきた人生とも思わないが....

7割ぐらいは頑張っていたかと....

 


あっ、そこも中庸なのか。

 

金持ち

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小学校時代の友人と飲んだ。

金持ちの家だとは知っていたが、それがどれくらいのものなのか?関心もなかったんだが、ここんところ一人、二人と、お宅にお邪魔しての飲み会になって、改めて驚かされている。

一人のおうちには馬のマークの何千万という車があった。

そして今回、「芸能人のお宅拝見」か?というぐらい玄関から続く長く広い廊下に驚かされた。

旅館のようなトイレでもあった。

 


特別リッチな人の暮らす学区じゃあなかった。

むしろ大半は貧民窟。

俺はそこの出。

が、意外にもそんなコンプレックスなんて無いままに育つ。

なんせ、周りが全部そうなので、「世間はこんなものだ」と思いこむわけだ。

 


まあ、高校ぐらいからかな?

ちょっと違うぞ、と思うのは。

 


しかしながら、その頃にはもうシッカリと”地域コミュニケーション”出来上がっちゃっているので、自分らの世界が世界の中心にあるようには洗脳されている。

 


そこから何十年か経った。

お金が好きとか嫌いとかそんな情緒的なことは言っておれない身分にもなっている。

余裕があるわけでもない。

”お金”が災いの元になっていることも多い。

手に入れられるものなら、余分にあれば心休まることも多いんだろう。

 


そんな感受性を身につけて、小学校の時には知らなかったリッチさを見てしまうと....

自分がどれだけ他人に興味がなかったのかを知るとともに...

自分の”世間知らず度”がひどいことも再認識した。

 


あれだけ馬鹿にしている自分の親父と笑えるほどに瓜二つだ。

商売をしていた親父は、いつもたいそう金持ちぶっていた。

幼き日には疑う資料もないので、けっこう金持ちの家なのかな?とか、マジで思っていた。

が、そりゃあ貧民窟の狭いエリア内でのこと....

 


そこ...ぐらいはわかるようになっていたつもりだし、

そこからは脱出したつもりになっていたし、

そんなスタートからならけっこうな位置にまで来れたかもしれないと自惚れてもいたのに....

 


全然追いつけない位置にしか居ないんだな....

と。

しかも、そんな奴らが小学校の同級生で威張りもせずに生きていたんだと...。

 


次元が違うというんだろうか?

話していて、たしか俺の方がよっぽどか成績良かったはずなのに...

随分とその二人はセンスも良く、賢く見えた。

 


貧しいのは心の方だ。

多分。

老後も仕事?

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老後のことについて話してみると...

意外なほどに皆関心を持っていた。

というか...けっこう既に考えていた。

 


まあ、いつものことだ。

大体において遅い。

というかノンビリしている。

自分じゃ、一番乗りだったつもりが....

何のことはない、皆とっくの昔に検討していて....

たまたま敬遠するようなジャンルだったので、自分が一番に乗り込んだだけのことで、”皆”は違う場所に向かっていて....

ってなカンジか...

相変わらず残念なヤツだ。

 


まあ、それはそうとして、ハッキリとした計画は無いまでも、”苦労の覚悟”があるところが共通項か。

早い話しが年金が少ない、もしくはアテにならない。だ。

そこはアテにしなきゃ破綻してしまう自分としては願望のように信頼するしかないんだが...

”無い”という覚悟までしている人を見ると、自分はまだまだ甘いということなんだろう。

そして...つまりは...完全引退の老後はありえない。ということだ。

 


「完全引退の老後」つまり...年金と資産運用による老後に憧れてはいた。

そして、長い間責任をかついできたような仕事から解放され、好きな趣味を飽きるほどやりたいと思っていたものだ。

実際自分の知合いじゃあ、それを実現している人も居る。

 


が、それは相当であって、普通じゃないとのこと。

しかも、これからじゃあなおさら。

 


んな時に10歳ほど年配の方とお話する機会になった。

同様のことを尋ねてみたらば....

「年金だけじゃあ遊べない」とのこと。

遊びたいのであれば、「遊ぶ分だけ」でも働いて稼がないと...と。

そして、そもそもが...

「家にずっと居るなんて不健康なことはない。夫婦ならなおさら...」ということらしい。

自分なりにそこをまとめてみると...

 


リタイヤ後も「家に居なくて済む程度の小遣いを稼いで、出来る限り外に居なさい」ということなんだろうか?

 


ということなら、我武者羅に稼ぐ必要まではないが、なんらかの収入を得なければならないとなると....

やっぱ人様にお金を頂く以上それは「仕事」なのであって、あまり甘い期待は抱けるもんじゃない。

 


どうやら自分にとっての”老後”ってのは、リタイヤすることではなく、歳とってもやれる”仕事”を見つけることのようだ。

 


一生休めないのか....という気持ちにもなったが....

休んでばかりで邪魔者扱いされた日々を送るより、動けるだけ動いて疲れ果てて死んでいくほうが、自分らしいのかな?とかは思ったりもした。

 

ずっと成功してきたんだろうに....

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不倫だろうが、略奪だろうが、歳の差だろうが、他人の恋愛なんか私にゃ関係ない。

そりゃあ子供とか妻帯者とかが絡む場合は道徳的な問題や秩序や教育的問題はあるに決まっているだろうが、それとて国よっての見方が異なるほど、別に人間に統一された規格じゃない。

ましてや宗教によってもかなり違ったりする。

そんなことについて一個人が意見を言ったところで、まさに「個人的な感想」にしか過ぎない、と、これだけ不倫が頻繁に発表される世の中になっても思っている。

 


が、「成功」ということに関しては他人事ではない。

基準やレベルは違うけれども、遅まきながら”成功したい”という願望を抱くようになってきたからだ。

 


成功のルートが”東大”だとわかっていても行けなかっただろう。

が、正直「東大なんかどうでもいい」ぐらいだったアホだったので、今更ながらにその威力を知ると、さらにアホだったことを思い知る。

就職もそう。

職業もそう。

テレビ時代もそう。

ネット時代もそう。

一般的な憧れの成功例なんてものには目指すどころか、目もくれないほどに、遊び狂っていたお気楽人生だった。

 


”東大”なんて行ける能力あったとしても、幼稚な人間性なら「遊べなくなっちまう」と尻込みするものを、「東大に行かなくちゃ」と思えるだけ、どっか人間性が違うのだ。

 


アニーで主役を務めながらもうかれたりせず、勉強も怠り無く、東大に進み

法曹資格を取得し、検事になり、国会議員にまで上り詰め、野党とはいえども党をまとめる”幹事長”が手の中にまで入ったというのに....

人生のどこで切っても優秀な、何にでもなれそうな人が、どうしてこの結果を気が付かなかったのか

 


不思議でならない。

 


多分、ど阿呆な俺でもわかる。

文春の貼り込みには気が付かなくても、週に3回も、4回もじゃあ、頻度が多すぎる、ぐらいは警戒する。

いや、そんな俺以上にいろいろなところに敏感で、用心深く、真剣に、くまなく、対処してきたから「成功の連続」の人生だったんだろうに....

どうしてここで失敗する.....

 


私の目がフシ穴だったんだろうけど....

そんなマヌケな女性にはとても見えていなかった。

修正「成功」で埋め尽くして、完璧な人生を終えるような人だと思っていた。

お相手もそう。

能力も高そうだが、世渡りも上手そうというか、抜け目のなさそうな人物なのに、

どうして、自分達が当事者になってしまうことが予想できない。

 


育ちが悪くて、成功の道筋も知らず、努力の方法も知らず、遊び呆けて気が付いたときには既に遅しの自分には、お二方とも羨まし過ぎるほどの人生なのに...

なんでこんなことで失敗する...

この失敗を予想できない。

 


これは「平家物語」ではないと思う。

驕れる者も久しからずではない。

そんなにも驕れているようにも見えない。

驕れていたり、悪事を圧倒的な圧力で握りつぶしている奴らなんて山ほど居るだろうに...

 


今になって「成功者」に憧れる自分からしたらば....

「努力次第じゃどうにでもなる」

と、よく言われるが、努力でどうにかなれない水準の成功の上に彼らの人生はあったわけで、

その貴重さは彼らにはわからないんだろうか?

「成功」が、あまりにも当たり前過ぎた人生で...

 


もったいない、

もったいなさ過ぎる失敗だ。

凡人の自分には不倫だとか不潔だとか倫理がとかそんな事の前に

 


こんなことが予想できない彼らの優秀さが理解できない。

 


ただ人間....人間らしいというか...

ずっと成功を続けることっては難しいことなのかな?と