小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

病床にて

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寝ては起き、起きては寝て...

まだ...ダルい....

 

そんなわがままを言ってられるのも正月休みだからか。

ある意味、バテたのがこの時期でヨカッタ。

明日からは否が応にも仕事だ。

 

なのでその準備もと早めに起きてはみたものの....

相当やられたな。

年か...

 

ってな状況の中で、箱根駅伝の”幻の区間賞”を知った。

駅伝という種目の特性上、「チーム参加」前提は否定できない。

シード権の獲得、それに続く予選会もあるのだから、どのスポーツもそうであるように、「競技」である以上「勝って参加」は当然の事。

ならば、ある意味”学生連合”として参加させてもらえるだけでも、すでに救済されているというものだろう。

 

が、実際そこに「区間新記録」を出してしまうほどのモチベーションを維持するってのは相当に大変なことだ。

ある意味マラソンのペースランナーが最初っからトップでブチ切りゴールを狙うようなもんか?

 

久々に長時間横たわっているので、いろいろな妄想もした。

死ぬわけじゃないのに、走馬灯のような過去も出てきた。

あいにく体調が悪いから、なので、前向きな妄想は難しかったが、どちらかといえばいつも前のめりなので、たまには”引き気味”な思考ってのも良いのかもしれない。

 

自分の状況は”幻の区間賞君”にも及ばない。

誰のせいでもなく、自分の判断で道をはずしまくってきたから”今さら”の御身分だ。

今回の件があったので、人生を無理やり駅伝に例えてみるなら...

 

箱根駅伝という華やかなステージを知った頃には時遅し...ってな人生なんだろう。

そこに登場できるような腕前もなければ、参加できる資格や立場に及ばない。

それでも駅伝に参加するしかないのであれば...どっかの地方の誰でも参加できるような無名の駅伝から参加するしかない。

いや、そんな駅伝チームに入れてもらえるだけの走力や体力を身に付けてから、お願いに行かなくてはならない...

改めて自分の立ち位置を知らされたカンジだ。

 

傲慢だった若い頃は、地位や名誉なんて”どうでもいいもの”だった。

なので、学歴や出身校にもなんのこだわりもなかった。

いや、今でもそういった面はある。

が、駅伝が箱根駅伝であるように、野球がメジャーリーグであるように、サッカーがワールドカップであるように、日本の首都が、経済の中心があくまでも東京であるように、

僻んだ見方をしなければ、紛れもない真実もあるわけで。

それはどんな分野にも言えること....

 

別に...僻んでは、いなかったと思うけど...

強烈な自己満足派だったんだろう。

小さな小さな水たまりの中の...まさに井の中の蛙、だったことを改めて知る思いだ。

自分の否定しているはずの父親と”同じ”というのが憎らしい運命だ。

 

まあ、そんなことを言っていても仕方が無いとは思うんだが...

この立場で”一番”を出してしまう人も居るんだから、腐らず努力してゆくしかないよな。

昨年も謙虚に努力をしていたつもりなんだけど...やっぱ少しいい気になっていた部分はあるよな、とか。

 

今回のようにバテてしまったり、大失敗したり、うまくゆかなかったりすると...

正直...「何のために頑張ってんだろな」と思うことがある。

「まあまあでいいんじゃね」とささやく、ついこの前までの自分も居る。

いやいや...

そんなことを言っていたら、

もっと大きな後悔やら、

取り返しのつかない後悔やら、

そういうのがやって来るんだって。

 

結局”妄想”も一周りしてきただけのことか(笑)

 

そんなこんなで正月休みも終わり。

明日からは通常営業だ。

また、言い訳も弱音も全く通用しない日々。

それがまた一年ぶっとおしで続くんだろうと思うと、なんだかな、やっぱりあんまり休憩するって向いていないのかもしれない。

相当に気が緩んだ(笑)

 

ま、ともかくトレーニングも明日から再開しよっと。

いや、リハビリからだろうな、これじゃ。