小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

揃えてあるとやっぱり便利ね

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精神科の先生やら、心療内科の先生らが書かれた本を読んだりすると...

「あまり...”自分について”掘り下げない方が身のためだ」...のようなことが書いてある。

 

けっこうな文学者がそうであるように、あまりにも「突き詰める」と...自己崩壊やら自害の恐れが出てくるからなのかもしれない。

 

が、いつの頃からか、この警告は無視するようになっている。

それは...やっぱり人は「千差万別」だと思うから。

 

ちょっとおかしな話になるけれども...

世の中には...

U字溝の中に潜んで...その上を通る女性を下から覗く興奮が、寒さや狭さの苦痛なんかをはるかにしのぐ人が居たり...

女子中学生の履いていた靴は決して良い臭いはしないと思うのだけれども...それをものともせずに舐められてしまう人も居たり...

と、本来多くの人にとって苦痛であることが、快感となる人も居られるのだ。

 

まあこういった犯罪性のあることを容認するわけではないけれど...

現実の状況は受け入れなければならないと思っている。

すれば...別に犯罪でもなく、誰にも迷惑をかけるわけでもない「独自の路線」は「あって当然」と思うのだ。

ゆえに...「自分について考える」ことぐらい...それぞれの好き好きでいいだろうと。

 

かつては...「傷だらけの天使」があって「トラック野郎」があって「フーテン」が主人公だったのだ(笑)

不良も大きな顔して闊歩出来ていた。

それが...ドラマの主人公はいつしか刑事、警察、検事に、医者に、弁護士に消防士?

公務員やエリート職業ばかりになった。

なんでもかんでもTOKYOで、歴史ある箱根駅伝のネーミングにまでいつの間にか強引に割り込んでいる。

関西にだって魅力的な大学はたくさんあるのに...

テレビを見ていると...東大を筆頭に二番手早慶次はMARCH?

関東圏で序列が構成されていてその他の地域は「該当なし」の放送だ。

 


そこだけがあたかもまっとうな「社会」であるかのように...

あまりにも...「揃えられている世の中」...になってやしないだろうか?

いやもう...自ら「揃えられようとしている人々」を増やし過ぎていないだろうか?

 

為政者共が何を企んでいるのか知らないけれども...

そのラインから外れた人なんて大勢居るのだ。

いや、もともとに”定員”のある場所なので、全員なんて入れるはずもない場所なのに...

 

所詮それほどに”無理”なことなのに...それでも「揃っていなきゃ」という強迫感から...自分を壊してしまった人が増え始めている気がする。

 

だから...自分は暴発しないように...

自分の好きなように、自分はどこまで?どう?変えられるものなのか?

好きなように実験しているのだ(笑)