小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

精神力

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昨年まで、ちょいと資格を取得してたりしてたので、少しばかりは勉強なんざしていた。

残念なことに、本当に、少し、なんだが....

 

そんな際に今は便利なもので、いろいろな試験情報がネットに出ている。

2ちゃんにももちろんあって、そのおかげで一問正解したので馬鹿にならない(笑)

 

が、現役の学生さんなんだろうか?

短期間での合格を非常に誇る人らが居らっしゃる。

 

わからなくもない。

というか、私も現役の学生なら、そこを目指すタイプだろう。

何しろ「勉強本位」が許されるというか、そうでなくてはいけない立場なので、何の批難もされることもないのだし。

 

が、私のような立場になると、勉強時間を作ることだけでも大変だ。

取引先から「徹夜でも仕上げて来い」なんて要求は当たり前。

かといって家事が免除されるわけでもなければ、付き合いもある。

いつの間にか町内の用事って何?

等々...

どれもこれもやりたかないし、あれだけ大っ嫌いだった勉強のがまだマシってなことも少なくない。

 

でも、やらなきゃいけない。

 

それでまだ時間が余るならマシな方で、目一杯使っても足らなかったり、余ったもののバテてしまったり....

 

オッサンの言い訳かもしれない。

が、睡眠時間を4時間ぐらいにするならば、もう少し早く合格できるのかもしれない。

それが出来ないのはやる気が足りないのかもしれない。

 

が、これでも自分の学生の頃よりは、うんと切り盛りして、時間を作りだしていて、自分の余裕を潰しに潰してようやくの30分だったりするわけだ。

 

多分、仕事を持ちながら資格を取ろうとしているような人は大なり小なりこうなんだろう。

さらには独身でもない、子育てもある、残業大時間なんてことならば、一日10分の捻出にも相当無理があったりする。

自分の場合は12月は「ゼロ」で計算しなければやっていけない(本業が)

 

そんな人らは「のろま」なのか?と。

1年で合格する人が居るような資格を3年で取るのはアホだからなのかと。

その資格を取る資格もないのかと。

 

でも正直、自分も、そういうの、3年もかかるのは格好悪いな、と思っていた。

1年で出来る奴居るのに...

だからその手の挑戦はしたこともない。

 

何もかもを犠牲にし、切り捨てるものは切り捨てて、勉強に没頭して最短距離を目指すのも人生なんだろうし、

出来る限りのことを捨てずに、出来る限りのことを大事にし、何年かかるかわからないような挑戦の仕方ってえ人生は、格好悪いもんなのかな?とか。

 

AIってのが登場し、なんだかいつの間にか、人間が否応なしに競争させられそうだ。

つまり、「短期で資格を」のように、出来る限り早く、出来る限り正確に、出来る限り高度に、

じゃなきゃ「AIにも勝てないウスノロかよ」と。

「そんな仕事はAIに取って替わられちまうよ」と。

 

恐らくそうなっていくんだろう。

「その方が儲かる」と判断する奴らが多けりゃ多いほど。

 

これでも競争社会にもまれて来てたのか、いつの間にか、「早さ」「正確さ」「高度さ」...

そんなものが人間の能力だと自分も思うようになっていた。

そこまでの仕事人間でもないと思ってはいたんだが....

 

が、最近話題になることの多いAIの記事を見ていて....

それって「AIに求めることと同じじゃん」と。

「最近ゆとりの無い奴多いよな~」ってゆとりの無い人間求めているのは自分なのに。

 

AIが進歩していくのは悪いことではないんだろうけど...果たして...能力よりも鋼の精神力のAIに人間のファジーな精神力で勝てるのかな?