正月は....
父親を見る機会に恵まれた...?
相変わらずだ。
いや、変わろうはずもない。
何一つ自分が”おかしい”などとは思っていないのだから....
通った扉は全て開けっ放し。
飲み物を飲みながら歩き回る。
家庭内スタバか。
食べ物を口に入れながらしゃべる。
口のまわりはもちろんのこと...おかげで食卓はベタベタだ。
歳を取ったからじゃない。
”以前と変わらぬ”光景なのだ。
これが”日常”
これを”普通の大人の男”
とした感覚で育ったことは忌々しい。
一人で住んでいるならいい....
同居人のことなんて....お構いなしの生き様なのだ。
これで...「良い香り」でも振りまいてくれているのなら話も別だが....
むしろ正反対なので、言うのもおぞましい....
反面教師としてきたつもりなので...
自分は「正反対」のつもりではいるんだが....
嫁には「だらしがない」とよく言われる。
随分と”見解”に相違があるもんだと思っていたが....
自分の基準が甘いんじゃないかと....
父親を改めて見て...
そう思った。
まあ、”外観程度”のことならいい...
連れていった孫達との会話とて....
話かけてはいるものの...
最終的には....
「おじいさんはねぇ...」
「おじいさんのときはねぇ....」
と、自分の話の披露につながる....
なので、途中ぐらいからはどんな話題でも...
その”おじいさん”しか話しておらず....
あとは聞き役に回ってしまう。
きっとこのようなことの”水準”も...
自分は狂っているかもしれない。
いや、かつては父親同様狂っていたと思う。
思い当たるフシは山ほどある。
「父親が嫌いだ」
というだけで、物事への判断基準が....
父親同様「全部自分都合」
なのだ。
簡単に言うならば....
自分の過大評価。
改める気がなければ....
死ぬまで改まらないんだな。
改めてそう思った。
気が付いたのは自分とて随分と遅い。
努力も実を結んでいないのかもしれない。
が、せめて子供達には伝染しないようにしたい。
もう間に合わないのかもしれないけれども。