小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

自業自得

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多分...また明日からは簡単には書けなくなるので....

三連投に挑戦しておくことにする。

 


またまた”趣味”についての話だが...

本当に”真の趣味人”であったがために(決して褒められない...)、そりゃあ語らせたなら...

毎日でも書けるっちゅうねん....ぐらいは書ける。

が、それは自分だけではなく、”時代”の影響も少なくはないと思っている。

 


かつてのCMやらグラビアを見てもわかる。

夏は...ビーチ一色だ。

山下達郎、サザンにチューブと...もう”海”に居ないと格好つかないぐらいに。

真黒に日焼けし、茶髪にビーサンの方が、堅っ苦しいスーツなんかより、うんと格好良かった時代だった。

将来シミだらけになったり、ハゲの原因となることも恐れずに。

 


当時、30年も経つならば...ひのき舞台は”海”じゃなく、高層ビルが立ち並び、荘厳な夜景と近代化された町並みこそが”格好良さ”の背景となっていることなど誰が想像したであろうか...

大切な...車の屋根に等身大のサーフボードを乗っけるよりも、手のヒラに収まるスマホを軽快に操作出来る方が....

いやさ、車なんか持ちだすよりも、suicaで颯爽と乗り換えする方が....

シミだらけの顔よりも、男子でさえ美顔である方が...

派手なTシャツと短パンでは霞が関あたりじゃ乗り降りできないぐらいに.....

時代も変った。

んだと思う。

 


それにはもちろん経済的背景だったり国際情勢も関係していることだろう。

が、そんなものは個人でどうこうできることでもない。

ある意味適応して行くしかない。

”車離れ”なんて言われるが、私より未来に敏感な若者は、それをちゃんと選択しているんだと思う。

「持てないことが情けない」んじゃなく「持たないことが利口で格好いい」ぐらいにはしてやろうと思っているんじゃないか?

 


”趣味”についても同様。

ギャグとしちゃあ面白いかもしれないが、バブリーな時代を過ごせていたのなら、どうしてその未来の現在に、もう少し投資をしておいてくれなかったのかと....

年金を始めとして次世代の者の不安をどうして少しでも取り除いてくれなかったのか...と。

 


「おかげで趣味どころじゃねーんだよ」

という若者もたくさ知っている。

その通りだ。

 


自分の若い頃を思い出しても、正直大した選択も決意もなく就職も決めた。

その前の学校選びだって真剣に選んだってことでもなかったように思う。

就職しながらも「次は何やってみようかな~」などといつでも転職できるようなことを考えていた。

当たり前だが、今はそんな時代じゃない。

 


かつての....”趣味な時代”を過ごせたことってのは...果たして”幸せな”経験なんだろうか?

今はよくわからない。

わからないが...

遊んでいた分その後苦労することからは逃れられないのか?とは思わされる毎日だ。

ま、それを自業自得と言うのでしょう(笑)