小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

趣味人から仕事人に

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ちょっと連投を試みてみる。

 


...しかし...へったくそな文章だ。

昔はもう少しはまともな文章が書けたと思ったんだが...

脳の老化が進んでいるのだろうか?....

ぐらいに。

 


話しは変って”趣味”の続き。

父も母も、どころか父方も母方も、趣味一家のような環境で育ったので、幼少の頃より”趣味”に重きを置く人生だった。

違った言い方をするならば、「本業を二の次にする」人生だった。

学生時代もそう。

本業のはずの授業はそっちのけ、趣味とも言える”部活”のために登校していたようなものだし、それらをひっくるめても、”帰宅後”が人生のような生活だった。

8年前までずーーーっと長い間そうだった。

 


ある意味それで生きてこられたのだから、幸せな人生だったとも言えるんだろうが、そんな人生がずーーーっと続くはずもなく、今の状況がある。

それについては今までも散々述べてきたので今日は割愛。

 


ただ...歳を取ったということもあろうが、かつての”趣味”は大なり小なり、「格好良い」と思っていたらか取り組んでいたものが多かったのに...それに魅力を感じなくなっているというのが不思議なところ。

それがスポーツであるならば、とても同じようには出来ない。

が、歳を取っても若者のスポーツにそれなりに取り組んでいる人は大勢居る。

プロのような動きが出来なくとも、それなりの楽しみ方を見つけることは不可能じゃない。

ましてや、毎週末必ず家には居ないほどにどれもこれも熱中していたのだから、止めてしまうのももったいないとも言える。

 


なのに遠のいてしまっているのは、もちろんその分”仕事”をしなければならなくなったってのもあるが...

いわゆるあれだけ”本業”に見向きもせずに”趣味”を大切にしていた自分が、”趣味”に振り向かずに”本業”に取り組めるものなのか?と思っていたぐらいなのに...

案外平気なのが、自分でもとても不思議に思っている。

というか、”今”はどのみちそうせざるをえないのだから、余計なことを考えないように、このまま、そっとしている。

 


ただ...

自分でも少し考えているのは...

かつて...あれだけ”本業”に打ち込むよりも、数段格好良い、と思っていた”趣味の成果や打ち込みぶり”は、身勝手だけれども今は何だか?あまり格好良いとは思えない。

「そんなことないよ」と囁いてみても...やっぱりあまり格好よく思えない...

相変わらず”趣味人”な友人も多く残っているが、今でも趣味を優先している生活の出来る彼らが羨ましいと思うこともない。

いや、どんな生活を送ろうが、その選択も自由だろうが、趣味に取り組んでいる時だけが麻薬の快楽状態であるかのような人生を”今の”自分が送ろうものなら、その他の時間は不安で仕方がないと思うだろう。

だから、仕事を犠牲にするような無理してまでやろうとはしないんだろうが....

 


今の自分はどうしたって仕事をしなければならない。

もう理屈じゃない。

家族も居れば、老後もある。

ともかくお金は減るよりは増えた方が良い。

そうなりゃ仕事をするしかない。

どのみち逃げられないので、好きとか嫌いとかを深く考えることに時間を費やすよりも、「やりたい」気持ちに持ってゆくことでも考えた方が自分のためにもなる。

ある意味...

かつて本気で取り組んだ”趣味”のように仕事がなればいいのかと....

 


急に...そこまで考えたのではないけれど....8年ぐらい前からかな...そう言えば....

服を買うにしても、趣味用のモノはほとんど買わなくなって....

買うにしても...”仕事用”のものがほとんどになっている。

カバンとか用具もそう。

ボールペンなんか欲しくなって買ってしまったりもする(笑)

もちろん仕事なんて、みんな真剣な場なので、うまく行かないし、辛いことや挫折することのが多いし、楽しい場面なんてほとんど無いのだから...

「面白い」ということ自体に無理があるんだが....

それでも...

今は”趣味の達人”には興味がなくなっている。

どっかで路線変更を意識した訳じゃないが...いつしか”仕事の達人”に興味を持つようになり、出来ることなら残り少ない人生の中で、少しでも”仕事の達人”に近づきたいと思うようになっている。

 


趣味人一族から初めて誕生する”仕事人”になりたいと思っているのかもしれない。