小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

盆終了

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終わってみれば庭仕事に終始した盆休みだった。

バテた。

 


けど....雨が多くて進まないことを思えば贅沢な話でもある。

そんな年はまた別のストレスもたまる。

 


やり過ぎたほど庭整備が進んでいるので、一週間分ぐらいのストックはある。

その心の余裕は有難い。

 


庭仕事は基本一人だ。

誰もかまってくれない。

最初から最後まで。

なので、孤独だ。

が、だからこそ自分と向き合えるようなところもある。

麦わら被って、濡れタオルを首にまきつけて、蚊取り線香ぶら下げて、長靴履いて....

格好良いところは一つもないので、そもそも人にも見られたくもない。

変な話心までみっともなくなる。

というか、格好のつけようがない。

 


そんな機会が多かった....ということにもなる。

何しろ前倒しで進んでいるので、少し遊びに出かけても良いもんだ。

でも、庭を優先した。

深く考えることはしなかったけど、そうなった。

 


それ以外はトレーニングに。

そして、部屋に戻れば仕事の整理....なんかもした。

それでも時間が余った時には、趣味の用具を少し再編したりもしてみた。

行きもしないのに(笑)

 


趣味についてしばらく考えてみたんだけれど....

結局それはまあ仕事が無くなってからでいいかな?と。

体力やら経済力の問題はもちろんあるだろうけど....

基本、趣味はお金さえ出せば、喜んでやらせてもらえる場面は多い。

に対して...仕事はお金を頂く作業なので、なかなかやりたいようなものには出会えない。

とりあえず....我慢できる範囲の仕事にありつけているだけでも幸せな方だと思うなら....

やっぱり優先するのは仕事の方だ。

 


かつては遊び人だっただけに、昔の友人には今もなお”遊び人のまま”である人も少なくない。

さまざまなSNSで報告してくれる。

大半は資産家のご子息だったり、ヒモのような生活が出来る人だったり....なんだが....

同じ釜の飯を食っていただけに、自分だけが?趣味も置き去りにして働いていたりすると....妙な抵抗感が沸いてきたりするのも正直なところ。

そこへの割り切りだ。

 


彼らとは...もう同じ運命のライン上には居ないんだと....

なので...戻ることもないだろうと....

言い聞かせた方が良いだろうというのが結論だ。

 


彼らのような生活に違和感を持ち始めて約20年....

距離を置くことを決断してから約10年....

その間にも、彼らはずっと自由を謳歌していて楽しそうだった。

それに比べて仕事、仕事で息苦しく、時には呼吸していないんじゃないかぐらいだったから....

彼らを正直羨ましく思うこともあるほどにうまく行かないことだらけの仕事人生だったけれど....

”その間に”彼らには持てなくて、自分は持てたものも、案外増やしているのかな?

とか....

 


少し涼しくなった庭の夕方に独り思ったりもした。

 


まあ...何もかも....は欲張りだ(笑)