小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

生ぬるい地獄

 

 

抜粋するとこれだ。

 


お前は、いつでもかっこいい。
だから駄目なんだ。

 

地獄だね、日本は。生ぬるい地獄だよ

 

現実から目を背けるな。それが、君の役割だ。

 

 


仕事はさておいても....”趣味”だけについては....譲ることもせず、”こだわり”もあって、”熱く”語り尽くすほど....だったから....

そこに”生き甲斐”を持っている、それなりの”まっとうな”人間だと、主張していたんだろ...自分は。

 

が、見事に急所を突かれたわけだ。

そんな立派なもんじゃなく....単に....

「”現実”から目を背けていた」だけなんだろう?と...

 

「週末が待ち遠しい」...んじゃなく....月曜から金曜が「楽しくない」んだよな、お前は。

仕事でうだつが上がらないので、恰好いい仕事じゃないので、意欲が持てないので....

仕事の姿は....「見られたくない」「知られたくない」「話したくない」...んだよね、お前は。

 

もっと恰好の良い仕事だったら、”仕事の自慢”でも出来たんだろうけども....

「そうじゃなかった」から...趣味や遊びで自慢の領域を作るしかなかった...んだろう...コイツは....いや、自分は。

 

「恰好よく遊んでいるつもり」だったんだけど....まさに「生ぬるい地獄」....

血の池地獄でもがいている様だったわけだ....

 

「ハゲタカ」を見たからか?見て以来からか?

”そう”思うようになって....

いくつかの趣味や遊びやそれらについてのこだわりは...

”中止”に追い込まれている。

”辞めた”と言えないあたりが優柔不断な様(笑)

 


現実には文章ほど大袈裟な変化は起きてやしないが....

苦しかったり、寂しかったり、退屈ということはなく....

むしろ少し充実を感じたりする日が出てきたりしている。

 

だから...そういうことなのか?....と。

 

12年ぶり?に再会したハゲタカのテロップを見て....

 

ああ、この時気が付いて良かったな....と思ったと同時に.....

この時気が付いていなかったら....

「完全に終わっていたな」

と思った。