やはり....子供が出来たことが大きい。
子供の日常、成長を見るにつけ...
「血は薄まるんだ」を実感した。
DNAの影響も半減はされるんだろうな....と期待もした。
気の毒だろうと帰郷した際には、そんなこともつゆ知らず...親父は...嫁にも、孫にも、自慢話を披露した...
もう、どうにかしている....
自然距離は空けられた...
ま、丁度いいのかもしれない。
と、よく思った。
自分の”我が家”が変わったことで....
自分のDNAの活躍もしづらくなったのかもしれない。
改心の情とまでは言わないが....
”認められる土壌”から
”違和感のある土壌”に移ってきたカンジだった。
それも一つの”自然な緊箍児”になったんだろう。
自分の中にそれまでに”なかった感覚”が芽生えてきた。
”見方”が出てきたというべきか。
すれば....絶縁したわけではないので....
結婚する前に所属していた一族の思想方法やら会話やらにさらなる違和感が加わった。
いや不信感に近いものかもしれない。
さすがに自分の子らをダースベイダー4世にはしたくない
そんな人生を歩ませたくはない。
ということで意識的にもさらに親父を遠ざけた。
子供達もなんとなく感じるものがあったのか、嫁側の父・母との親近感に比べれば歴然とした”差”があったことにも安心した。
なんせ彼はダースベイダー2世なので。
が、子供らの身近には、その息子ダースベイダー3世が居るわけだ。
じゃあ俺自身も遠ざけなければならないのか....
さすがに神様それは許されたい。
ならば...自分自身が変わるしかない...のか....と。
まだまだこういったことをハッキリとは考えられなかった時代。
そう20年前の、子供を連れて入ったスーパー銭湯の脱衣場で、
子供の服を着替えさせている時に、
大鏡に映った自分の全身姿を見て....
お前
駄目だぞ。
なんだかおかしいぞ。
気持ち悪い顔してるぞ。
と感じたのは....
今にして思えば...
あながち偶然ではなかったのかもしれない。