「社会が悪い」とか「政治が悪い」
と言いたいわけじゃない。
いやさ「言ったところで」どうにかなるわけじゃない。
社会も、自分の人生も。
私の世代は...
社会に出てあぶく銭を手にするようになって浮かれた頃に...
バブルの崩壊で真っ逆さまに突き落とされた世代。
なので学生の頃は右肩上がりの日本を謳歌したことになる。
多分「良い部分だけ」が記憶に残っているので...
なんとなく...賑やかだったし、
なんとなく...ほがらかだったし、
なんとなく...楽しかった日々が多かった...
と勝手に思っている。
さらには...
給料なんか自然に増えるものだと思っていたし...
定年頃まで無職になんてなるはずがないと思っていたし...
どんな仕事をしていても、趣味や車なんて選択肢があると思っていた...
私だけ?
いや、バブルが崩壊した時点でさえ...
「いつかまた昔の日々は戻ってくるさ」
と根拠のない願望を持ち続けられた。
「気持ちが大事。気持が」
なんてよく聞かれた...
その「気持ち」とやらで...
バブルの以前に戻ってこれたかな?
残念ながら30年戻ってきていない...よね?
いや、ひょっとしたらば一部の人には戻ってきているのかもしれないけれども...
多くの人には戻ってきていないよね?
戻る?どころかずっと下り坂だったりして...
気の毒なのは...
親や先生の言うことを真に受けるような人に限って...
いつまでも理想を捨てきれずに...
うまく生きられなくなってしまっている人が多いように思える...
「社会が悪い」とか「政治が悪い」って証明が完成したらば...
人生変えられていたかな?
変っていないだろ。
他の人はどうなのか知らないけれども...
自分には社会を変える力はないと思っている。
変えられないことに時間を使うよりも変えられることに時間を使った方が有効だろうと。
自分が変えられそうなのは「自分」位でしかない。
それが自分への答え。
ならば...むしろ「全ての原因は自分にある。」として...
熱心に自分改革にでも取り組んだ方が何らかの結果に辿り着けるんじゃないかと。
自分をもどうにか出来ないのなら...
そりゃもう努力する部分がない(笑)
ので...
「人生諦めろ」ということにもなる。
ま、それが嫌で足掻いているようなものなんだろう。
実際そんな30年だ(笑)