最近は時代劇なんて大河ドラマぐらいしかないのだけれども...
昔から....
「私は信長タイプ」だとか...
「アナタは家康タイプだね」
と言う人が居る。
今もちょうど「麒麟がくる」なんかを見て、なぞらえている人が居るかもしれない。
が、違う。
ほとんどの人は...その武将の御屋敷に出入りすることすら出来ない...
ネズミ色の衣装を着た名も知れぬ農民だ。
かく言う私も。
日本には社会で生きて行く目安となる「金」と「権力」にまつわる教育がない。
だから現実には実現していないのに公平・公正・平等を信じ切っていたりする。
そして...そうなってはいない事象に触れた時に驚いて違和感を感じたり不満が湧き出る。
ちょうどコロナへの対応や検察定年延長問題か?
でも...急にそうなるはずがないというもの。
自分が知らなかっただけで、ずっとそうだったから、それが表れてきただけのこと。
英雄の姿は「ドラマの中」の美しい姿。
史実は違うだろう。
敵かもしれないけれども...大量に日本人を殺した。
領地も金銀財宝も奪い取った。
領民は大切にしたとかいう美談も語られるけど...
必ずしも合戦地という競技場で戦をしてきたわけじゃない。
場合によっては...
名も知れぬ農民が一生懸命耕してきた田畑を
踏み蹴散らして屍の山にもしてきた。かもしれないのだ。
現代の権力者だと姿勢は違うのか?....
私はネズミ色の衣装を着た名も知れぬ農民だ。
踏み蹴散らされて屍の山にもされた場所に不満がないはずはない。
けれども...文句を言ったところで聞いてもらえないだろう...
いやさあまりにも文句を言うならばそれが正義であろうとも...
打ち首なのだ。
籠池さんのように...
だから...
誰にも頼ることなくまた黙々と耕す日々。
何よりも、正義よりも、正論よりも先に自分の畑を「元通りにする」ことにいそしまないと...
明日のおまんまにありつけない。
そんな立場でしかなくて...
権力者である武将と同等なんて...
思えるはずがない(笑)