小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

谷底に落ちてはいけない

 

 

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毎日書きたいわけじゃないんだが....

ちょうど成人式あたりからか....

多分、その頃から下り坂に入る覚悟は増えつつあったんだと思う。

 


それでも...諦めきれない気持ちやら、不安な気持ちやら、不確定な気持ちやらで...

”ふんぎり”をつけられないところ....

一方じゃあ下山に背中を押すような事態が連続するので....

尻の重い自分を説得するように.....

毎日ブログでもう一人の自分が書いて、現実の自分を説得するという

変態な行為にいそしまなくてはならなくなっているんだろう.....

 


つまり....

節目記念日を設定する暇もなく、下山は始まってしまったと思う。

そして....

こうして毎日のように書いているのも....

心構え不足、準備不足ゆえの....

”焦り”があってはいけないと....

”焦ること”だけはいけないと....

これでも戒めてはいるつもりだからだ。

 


下山ゆえに....急いだり焦ることは....

より”禁物”だと考えている。

上りの人生に滑落が有り得ないわけではないだろうけど....

なんせ上に向かっているので、焦り踏み間違えた一歩であっても....後ずさり、一歩後退で踏みとどまる可能性は低くない。

が、下りでの焦りの一歩は....

足元に視線がないので....足を踏み外す確率は非常に高くなる。

さらには余計に踏み外したがために制御できないスピードがついて....

下手をするなら....

谷底へ滑落する。

 


そもそもに...

下ると言っても、際限ない地中までをも目指すわけでもない。

どこなのか知らんが、どのみち”もと居た場所”に戻るだけのこと。

ならば、そう急ぐ必要もない。

むしろあわてて谷底に滑落することなんかないように、

ゆっくり、ゆっくり、景色でも楽しむ余裕をわざとこしらえるぐらいで....下って行けばいいんじゃないかしら?

 


残念なことに....

もう焦ったところで若かりし頃に戻れるわけじゃない。

焦ったところで、これまで以上の剛速球を投げられるようになるわけじゃない。

焦ったところで果たせないことは増える一方なのだから....”焦る”という努力は必要はないだろう。

 


どのみち下っていく。

その期間に

やることをやる。

できることをする。

すべきときにする。

そして結果を待つ。

 


そんな程度の時空でいいんじゃないかしら?

谷底に落ちるより。

 


わかりやすい例はよくある。

定年退職後、運動不足を一発解消しようと始めたジョギングで

一挙にスピードアップし、短期間でダイエットしようとしたがために.....

風邪をひくならまだしも、間接を故障する、ねんざする、挙句は骨折なんかに至っちゃったりして....

しばらくトレーニング出来ない体になって....

 


他のことも一緒。