小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

回り道

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資格取得の勉強を捨ててからの...”勉強に充てていた時間”は...

もともとに「無理矢理にも浮かせていた時間」だったので...

少しばかりでも「ゆったり」と過ごせるようにと...

特に何かに配分するということではなく

「早く出発する」

「早く始める」...

”余裕”に充てるようになっている。

 

精神状態に危険が訪れるほどに勉強していたわけでもないので、大した違いでもないのだろうけど...

資格取得勉強期間は、結局は仕事を含めて他のことも、省略できるわけではないので、同じ24時間でも忙しくなることは必至。

つまりは...急がなきゃ”全部”のスケジュールは消化出来ない。

それでも「少しでも余裕を作ろう」と思うなら...

妙な話...

「とりあえず余裕が出来るまでは...”いつも”急いでいなきゃならない」という...

実際、逃げる獲物を追いかけて...

「いつもいつも焦っている様」でもあったかのようだった...と思う。

 

「焦り」が良い結果を生むことはない...ことなんて...十分にわかっている。

わかっている...のに止められないのなら...愚かなこと...なんだが...現実の姿はまさにそうだったのだ。

 

運よく資格試験には受かったんだけれども...

果たしてそれは人間として成長してゆく姿なのかというと...

最近よくある高校生の事件と併せても...

「努力」や「向上心」の”持ち方”や”考え方”や”判断”は...強ければ良いってもんでもないように思う。

 

もともとに「焦る」DNAがたっぷり浸み込んだカラダだけに...

「ゆったり」しようとしたところで...

ノンビリしてしまうことはない。

貧乏性と言うか育ちが悪いというか...

ノンビリ=落ち着かない

感覚になってしまっているのだ(笑)

 

むしろ...ソコを我慢してだね。

無駄なぐらいに「早くに出発」してみたり、「早くから始めてみたり」するようになってみるならば...

そんなことをしたこともなかった自分に

意外な発見が次々起きてきて...

少しほくそ笑んでいる。

 

焦っている時にだって...やみくもに焦っていたわけじゃない。

まずは「時間の確保」を

そして「効率の良さ」を

「解決の糸口」を

あるいは「答」そのものを

「早く出さなきゃ」と焦っていたのに...

「出てこない」から余計に焦っていたような気がする。

 

が、たったの”早くに”始めるだけで...

その後の全体が妙に余裕のある状態になって...

「早くしてくれてよかった」

「早く返事がもらえて助かった」

のような感謝の反応をいただけたり...

自分自身に対しても...

忘れ物に気が付いても苦も無く戻って回復できたり...

準備や作戦を考えているうちに足りていないところを思いついたり

「窮地に陥る前に救われる」

ことが多くなっている気がするのだ。

 

ん?

「そんなこと当たり前だろ」と行動してきた人が居られるなら...

自分と失敗の体験の数は相当に違うんだろうなぁと呆れてしまうぐらいに。

 

資格取得の勉強が無駄だったとまでは言わないけれども...

今の心境に至っていることの方が、うんと収穫であるようには思えている。

 

ま、これが俗に言う人生に必要な”回り道”ってやつなのか(笑)