小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

開き直り

 

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「開き直る」という言葉はよく聞くんだけれども....

自分は苦手な方だと思う。

というか....これまでの人生はむしろ開き直ってこなかったと思う。

いや...「開き直れなかった」....が、正解か?

 


多分....大失敗は少ない方。

それは「開き直らなかったから」というのも大きい...と思う。

慎重派というか、小心者というか、失敗しない派というか、安全策を好むというか....

そんな気質のようで、最後の最後まで開き直らない。

だから大きな失敗にも至らなかった...とは思う。....

ゆえにに.の....期待を裏切るほどの大きな進歩や大きな展開というのも無い人生だったんだろう。

全てが結構安全策。

それはどちらの人生が良い・悪いというものでもないと思う....んだが....

 


ただ、周囲からの評価はむしろ意外にも逆で、

豪快、思い切りがいい、などととらえられているみたいであって....

まあ、そういった面も無くはないが.....

多分それは自分にしては”隠れ蓑”。

より”開き直らずに”済んでこれた人生に、うまく利用していたんだと思う。

 


早くのうちにも「これじゃどうにもらちがあかない」という壁を感じた人は

「開き直るしかない」場面を早くから経験できたのだろうと推測する。

自分は幸い?にも、逃げ道をいつもうまく見つけて....開きおならずに済んできたんだろうけど....

さあ、それは”幸い”だったんだろうかね?....と。

 


今回も、散々に、3年ほど「逃げ道」を探したんだけれども....

残念なことに....

もう”逃げ道”はそんなにも残っていなかったんだろうね。

ついには「開き直って」下り坂を下る選択しか、なくなったんだと思う。

 


今はその不慣れな「開き直り」を毎日練習している最中だ。

A型だから完璧主義?

血液型性格判断を信用してはいないけれど、自分はたしかに完璧主義。

×が一つでもあると気になって仕方がない。

むろん、歳とともに多少融通もきくようにはなっているんだけど....

”本心”のところでけっこう気になってしまう。

 


だから「開き直る」ということは

「100個のうち1個の×を許せない....からの....どんな展開も考えられない」」

みたいなところがあって....

仮に「開き直れるものならば....」

「10個ぐらい×ならマシか?」

となることで...

今までと違う尺度が登場したりして....

 


自分でも慣れてもいないし、不思議なんだけど

だからこその....

「開き直った」効能やら、気楽さやら、爽快感?やら、軽快感?までもを

「下り坂」に入る覚悟が出来たからこそ.....

少し味わうことも出てきてきたのだろうかと....

 


それはそれで...

人生初めての

新鮮感があったりして

予想外の感想に浸っていたりもする。