小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

まだまだ続く下り坂

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「景気は気からという」

「気持ちまで沈んでしまったら上手く行くものも上手く行かない」

.....一体どんな根拠でもっともらしく説得しようとしているのかと思う。

 


気持ちで成せるものならば、30年のうちにとっくに成せている。

俺も、日本も。

 


出来なかった。

30年かけても出来なかった。

これが真実だと。

その真実よりも、どうして「気持ち」なのか?と。

インチキ宗教かよ。

 


おびただしいほどの詐欺事件が物語っている。

この国じゃあ、真面目に仕事したって儲からないのだ。

それがハッキリしているから犯罪に手を染めるのだ。

染めるものが後を絶たないほどに大多数居るのだ。

しかも、けっこう若い者まで。

いかに将来に希望が無い国なのかを物語っているだろうに。

さあ、得意の「気持ち」というもので、そういった若者を変えてくれないか?

 


少子高齢化

借金大国

年金問題

縮小経済

貧困層の拡大.....等々

 


全く未来が明るくない。

都会のイルミネーションが届かないほどの、少し地方に足を伸ばせばすぐわかる。

あっと言う間に到着する新幹線の”あっと言う間に通り過ぎてる途中”の景色を見りゃすぐわかる。

平成の時代に何処が、何が豊かになったのか?

 


色々なところにお金はもう回らなくなっている。

国家の予算や公務員の給料を上げている場合じゃない。

「お金を使わないと経済は活性化しない」....のような都合の良い屁理屈はもういい。

そのお金が足りなくなったらどこから持ってくるというのだ。

 


人口がどこまで少なくなるのかわかっているのか?

予算や給料を維持しようとするならば、消費税が50%ぐらいには必要になってしまうんじゃないのか?

 


この国はそこさえも考えない。

国を運営するお利口さん?である人達が、自分達の心配しかしない。

江戸城の中さえ豊かで安泰なら....まあいいか?と思っている。

 


少なくとも....

少子高齢化は平成の前からも提言されていたのに....

何も変わらなかった、変えられなかったのだから

新しい時代もそれで行くということか?

 


ならば....

次の時代もまた

「下り坂は続く」でしょう。

 


そんなもの....続いて欲しくはずがない。

ないけれど、バブル崩壊以後、考え方を自ら改めたことがあるかね?この国は。

ないなら....状況も変わるはずがない。

 


「そんなんで楽しい?」とか聞かれたりするんだが....

「楽園のつもりで遊んでいたところがある日突然血の池だったとわかって....」...よりはマシだと思っている。

楽しくはないが動揺も抑えられているし、覚悟も持てているかなとは思っている。

 


そもそもに....明治維新のように、太平洋戦争の時のように、

どっかの国にやっつけられないと....変われないのかな?この国は。

自ら変態しようというDNAが欠けているように思うんだけど....

 


俺はか弱い。

か弱い虫ケラのような人間なので....

姿・形・信条・思想を変えてでも生きようとしないと生きられない立場にあることぐらいは....

わかっている。